スコアラーの目2003                   澤 藤 隆 一

6年生が9人揃い、横森代表から2001年度を超える年間20勝の目標を言い渡されてスタートした2003年、3月南部春は1勝、4月大井町春は13敗、6月東入間春初戦敗退、6月西部春も1勝、7月ライオンズ杯初戦敗退とここまで37敗、20勝なんて夢のまた夢と思われた。しかし721日から始まった三芳大井リーグ戦開会式直後の試合、相手は昨年ボロ負けしている三芳スカイヤーズ、三澤林間学校のためセンターからサードに入った鎌田が全15アウトのうち8個をサードゴロでとる完璧な守備、打っては横山がライトオーバーのホームラン、投げては宮澤が初回の1点だけに抑える。この快勝で目覚めた。次は下記の三芳ドリームズ戦、サドンデスのサヨナラ勝ちで勢いに乗った。この大会で少年ファイターズと同率ながら3位に入り、東入間秋季大会も3位、南部秋季大会も3位で西部選抜にも出場、しかしここまで18勝、ところがファイブタウン大会に出られることになりここでAブロック優勝して遂に目標達成!戦績は2012敗、勝率0.625191得点/133失点、ちなみに同メンバーの前年は221敗、勝率0.086111得点/234失点だった。

松木主将が右に左に打ち分ける打撃で後半特に伸びて宮澤、津留を追い越し、センターゴロ3個の鎌田が後半サード定着して鉄壁の守備、宮澤が防御率1.34の素晴らしいピッチングで711セーブ2完封、津留も322完封、しかしこの2人が故障したときエース佐々木が踏ん張った。上げた足を一旦止める投球フォームにしてから制球が良くなって最多勝。時々吉本で笑わせてくれたが(^-^)。俊足岡部が転がす打撃で塁に出て得点率1、横山は思い切りの良い打撃とライトゴロをとれるまで成長した守備、佐伯豊は骨折しても試合に来たガッツ、ファイブタウンで思い出のタイムリーを打った。出塁率1の三浦は出場機会が少なかったがシーズン終っての少年ファイターズとの練習試合でレフトオーバーのタイムリーと、着実に皆成長した。結果良ければすべて良し。5年生が活躍したことは2004年につながるだろう。

三芳・大井リーグ戦 2003726日(土)唐沢小学校13041455 サドンデス・サヨナラ勝利

チーム

1

2

3

4

5

6

7

サドン

三芳ドリームズ

0

0

3

0

0

0

0

3

0

大井ウエスト

0

0

0

0

1

1

1

3

1×

 勝利投手:宮澤悠太

戦況:三芳のbPドリームズは初回2死から3番打者が二遊間へ内野安打、佐々木回り込んで1塁送球も間に合わず。しかし次打者のライトフライを横山キャッチしてチェンジ。ウエストは先頭津留が四球で出て暴投で2進、三澤がキチンと投前バントで送って先制のチャンス、打者はこの時点では高打率の鎌田、絶好の場面だったがショート真正面のライナー、津留3塁へ戻れずダブルプレー、チャンスを逃した。2回表裏はともに3者凡退。3回表ドリームズ8番田中センター前ヒット、名手鎌田今シーズン4個目のセンターゴロかと思ったが、左打者なのでセーフ、9番打者にも四球を与え、盗塁で無死2,3塁、セカンドゴロで1死、2番打者もセカンドゴロ、ところがこれを佐伯豊1塁悪送球でサードランナーホームイン、続くサードゴロ、三澤ランナー牽制して1塁送球、津留取って2死、走者突っ込み津留すぐホーム送球、アウトのタイミング、しかし送球が走者と逆側にそれて2点目、さらに4番打者のショートゴロも佐々木1塁悪送球で3点目、痛い2エラーでこの回3点を献上した。ウエストはその裏2死から佐々木四球で出て盗塁、しかし津留三振。4回表ドリームズ三者凡退、今日もサードへよく飛ぶが名手三澤難なくさばく。もっと来い、来いと呼び込む。その裏ウエストも2番打者からの好打順だったが3者凡退、どうもうまく行かない。5回表ドリームズ1死後1番に返って藤田がライトオーバーの2塁打、しかし後続断つ。その裏ボールが多くなってきた安西投手から宮澤四球を選び、松木の2塁への当たりがエラーを呼んで1塁へ悪送球だ。無死2,3塁から横山に代りライトへ入っていた打点王佐伯隆、しっかり引っ張ってアウトにはなったが宮澤ホームイン。佐伯豊の1球目、スクイズ失敗、松木挟まれてアウト、佐伯豊も三振。これで佐伯豊に代えて芦野健を2塁へ入れた。4番安西の当たりをまたしてもショート佐々木エラー、しかし次打者のショートゴロは2塁へトスしてホースアウト、芦野1塁へ送球、しかし低投、ダブルプレー成らず。これが佐伯豊だったら、と地団駄踏んだが後の祭、代ったところに球は行く。しかし松原捕手、相手監督をよく見ていた。盗塁のサインを把握してウエストボールを要求、見事に2塁で走者を刺した。次打者も投ゴロで結果的に3人で討ち取った。リズムが出てくれば攻撃に乗り移る。6回裏佐々木が四球で出て盗塁、そしてなんとボークで無死3塁の絶好のチャンス、津留サードゴロ、1塁送球を見て佐々木本塁突入、ボールは本塁へ送られたが佐々木キャッチャーと交錯しボールがこぼれてセーフ!7回表も金子のセンター後方への当たり、名手鎌田にとっては問題無い。続く打者田中のセカンドフライを芦野ポロリ、しかしまたしても松原ウエストして2塁盗塁阻止、9番内山もサードゴロでこの回も3人で終了、7個目のサード料理だ。さて最終回裏の攻撃、まず1点とらなければ負けだ。5、6回1点ずつ入れているウエストに流れは来ている。しかもそれが先頭打者四球からの2点だ。それだけ安西投手も疲れている証拠だ。じっくりボールを見て早打ちするなという作戦は5回宮澤、6回佐々木と歴戦の打者が見事に実行し、そしてこの回の先頭は4番松原、腹痛を押しての出場で調子は悪いがそれでも2−3から四球を選び待望の無死走者が出た。宮澤はポンポンと追い込まれたがベンチは「負けるな!」と必死の檄を飛ばす。粘って7球目見事レフト前ヒット、松木のセカンドゴロで宮澤2封されたが松原は3塁へ進み松木も盗塁、1死2,3塁、ここでまたしても打点王佐伯隆、期待に応えて引っ張り2塁ゴロ、松原ホームインしてついに同点に追いついた。こうなると3塁走者松木を迎え入れればサヨナラ、打者芦野に代打?ベンチ迷いに迷って結局そのまま打たせたが3球三振、しかも見逃し!あ〜・・・。サドンになって1番藤田の当たりは浅いセカンドフライ、上がった位置良く2塁ベースの近く、走者も慣れていないのか芦野ベースを踏んであっと言う間の併殺。次打者三振で0点に抑えた。こうなれば裏の攻撃のウエスト断然有利、先頭佐々木がレフト前にクリーンヒットして主将松木が万歳、サヨナラのホームイン。宮澤102球、2安打、1四球粘りのピッチングだった。さすが防御率これまで1点台の投手だ。この日はバックのエラーもあって点を取られたが、腐らずナイスピッチングだった。

31回東入間秋季大会[準々決勝] 2003923日(火) 西原小学校 10161127

チーム

1

2

3

4

5

6

7

 富士見ジュニアサンデー

0

0

0

0

0

0

0

0

 大井ウエスト

0

0

0

1

0

0

×

1

勝利投手:佐々木俊宣

戦況:ウエスト佐々木、ジュニアサンデー堀江両投手の好投で見事な投手戦だった。ジュニアサンデー先頭打者の当たりはレフト前へ、松木取れると思ったらなんと消極的、飛ぶまでもないのにワンバウンドのヒットにしてしまった。しかし盗塁を松原捕手阻止したのが大きかった。結局3人で抑える。2回にはセンター津留がライナーをスタート良く好捕、ピッチャーを助けた。ウエストは12回三者凡退で3三振。3回表キャッチャーフライ、ショートフライで簡単に2死をとったが9番打者に四球、1番に返りショート後方、守りの深い松木の前にポトリのテキサスヒット、盗塁から23塁のピンチ、しかしサードフライで脱した。3回裏2死から鎌田四球、盗塁で1番チャンスに強い佐伯隆、しかし鎌田2塁牽制タッチアウト!4回表ランナー一人出したが抑え、その裏得点王佐伯隆四球で出てパスボールで2塁へ、宮澤バントで送ってこの時点で首位打者津留の絶好の場面、しかし当たりは良かったが前進守備のセカンド真正面、ランナー動けず2死。ところがさすがは4番打者松木主将、ライトネット直撃弾でワンチャンスをものにした。5回表先頭打者のセンター前へのライナー、津留またも突っ込んでスライディングキャッチ!続く堀江の当たりはライト線へライナー、これまた俊足岡部横へ動いてナイスキャッチ!こうなるとピッチャーも乗る。次打者をセカンドフライに切ってとり、この回6球の省エネピッチング。5回裏2死から佐々木の当たりはライナーでレフトへ、しかし正面。6回表1番打者を四球で出し、いやな感じ、投手疲れの出る回だ。しかし次打者は1塁ゴロ、自分で1塁を踏んでから2塁タッチプレーでも間に合ったタイミングだったがまず先のランナーを殺そうと2塁送球、封殺、三澤から1塁転送、ダブルプレー!これは大きかった。3番打者に四球を与え盗塁されたが、ここは踏ん張りどころ、佐々木渾身の球で4番小堀を空振り三振で切り抜けた。その裏3者凡退でいよいよ最終回、初球サードゴロで1死、次打者投ゴロ、そしていよいよ最後の打者も投ゴロに討ち取った佐々木投手、7回を84球、2安打、3四球に抑えて、宮澤、津留に続いて完封勝利投手となった。2安打も上記のように力で押して討ち取ったような当たりがヒットになったもの、クリーンヒットは無かった。ウエストは制球の良い堀江投手から2個の四球を頂いたが、このうちひとつが今季残塁たった6個、得点王の佐伯隆で、3割打者松木の唯一の安打でホームインするという、ウエスト必勝パターンに嵌った。球を低めに集めた佐々木投手の投球、そして全員の守りの勝利だった。

49回埼玉南部秋季大会[準決勝] 2003119日(日)新座市堀の内球場1230

チーム

1

2

3

4

5

6

7

和光五小ファイターズ

0

0

1

0

1

0

0

2

大井ウエスト

1

0

0

0

0

0

0

1

 敗戦投手:佐々木俊宣

戦況:和光五小ファイターズは得点も少ないがそれ以上に失点の少ない好チームと聞いていたが、試合展開はまさにその通りとなり、ウエストも同じタイプだけに接戦となった。ただこのところ打撃が上向きのウエストとしては、パワーで粉砕できなかったことが残念。リードして宮澤をリリーフに出す場面になればこちらのものだったが、そのパターンに持ち込めなかった。5安打(うち一つは本来ならライトフライだったが…)して出塁はするが走者が塁上で牽制タッチアウト2回、投ゴロ擬投で3塁走者タッチアウトと3度もアウトになり、岩城投手のうまさにしてやられて、流れを寸断された。打撃は岩城投手の球を芯で捉えるが、野手の正面というものが多く、しかも無四球完投された。ウエストの佐々木投手は無安打に抑えたが7四球を与え、スクイズの1点とレフト線いい当たりのライナーを松木左翼手がポロリ、唯一のエラーが決勝点となった。特に5回の決勝点はポンポンと2死を取ってから1番白井に四球を与えたもの。この日のホームは2回とも四球出塁の白井が踏んだ。その意味では投手の制球力の差が勝敗を分けた。佐々木投手は制球が良いときはこの日の1467回のように鉄壁の守備陣で点を与えないが、235回のように四球を出すときは三振も取るが実は調子が悪い。準決勝で緊張していたようで、無理も無い。内外野守備陣の華麗なプレーを見せる場面があまり無かった。五小ファイターズは主将が出場できないハンディキャップを克服してよく戦った。ウエストは1回佐伯隆のレフトへのクリーンヒットから松原のレフトオーバー・シングルヒットで1点、堀の内球場はネットがあって長打が出にくいため、守りのチームに有利だ。あと1m打球が上ならば昨週の松木のようにフェンス越えのホームランだったが、ライナー性だったので惜しまれる。野球は打たれようがなんだろうが、相手より1点多く取って守れば良いという鉄則をまさに思い知った試合だった。

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