大井ウエスト試合結果  

第65回埼玉南部秋季大会 和光市主管 組合せ表(ウエストはGブロック:三芳町)
開会式10月16日(日) 受付8時 開式9時 和光市営球場 大会期間10月16日(日)〜11月13日(日)

 1回戦   2回戦   3回戦 

大井ウエストは優勝旗返還


優勝旗、カップを抱えての行進

以下の写真は埼玉南部少年野球連盟のホームページにリンクしております
ウエスト先頭で入場行進 陸上自衛隊東部方面音楽隊と和光市北原小の金管バンドの演奏
埼玉南部連盟の優勝旗・優勝杯及び埼玉県知事杯が大井ウエストから返還 サイタマスポーツ杯の返還
松本武洋和光市長の挨拶 選手宣誓は和光リバーツインズ 三浦諒太主将


1回戦10月16日(日) 西原小学校  13時43分〜15時10分

チーム 1 2 3 4 5 6
大井ウエスト 2 3 2 0 0 3 10
朝志ヶ丘ジャガーズ 1 0 0 0 0 0 1

勝利投手:小河原 瞬

戦況ウエストは昨年も朝志ヶ丘ジャガーズにコールド勝ちしている。昨年は捕手に前田が座ってからチームがにわかに安定感が増した。そこに横田が打者のタイミングを外す投法を完成させ、打線がまるで神様が乗り移ったような爆発力で、すべてコールドゲームで勝ち抜き、準決勝8-0、決勝7-0という圧倒的強さで優勝した。今年も杉浦が捕手となってから同じパターンで負け無しの連勝街道、小河原が投げるようになって、その安定感が際立っている。何しろコントロールが良く、球質が重いので、カキーんと打たれても柿沼が捕る、ワカル?この日の失点もセンターフライの目測を誤って頭を越されて2塁打にされ、バントで3塁へ送られて、センターへの犠牲フライの1点のみ。この犠牲フライも捕球してすぐに本塁送球すれば防げたような距離だった。したがって記録上はともかく、実質的にはピッチャーの責任ではない。野本監督はヨシ!と決断してセカンドをセンターに回し、セカンドへショーがナイト故障気味の選手を入れた。これはバッチリだった。選手を代えたら死球2個、四球1個で3打席とも出塁して、得点に貢献した。攻撃面では1番野本が4打数4安打3得点、2番吉田が4打数3安打1得点と活躍。無四球でエラーも無い、投球のリズムも良いとなれば、攻撃にもリズムが出る。もともと走塁は抜群のウエストだから、こんな点差になる。最後の1回はエースナンバーの山口が登板して、3人を12球で片付けた。春先好調だったが、夏合宿を経ても調子の出なかったウエストは、今年は神頼みはダメかと思っていたが、監督の決断でまたもや秋祭りの様相を呈してきた。ワッショイ!ウエスト、頑張ろう。

2回戦10月23日(日) 唐沢小学校  10時55分〜12時50分

チーム 1 2 3 4 5 6 7 サドン
大井ウエスト 0 0 0 0 0 0 2 2 5
竹間沢イーグルス 0 0 1 0 0 1 0 2 0

勝利投手:小河原 瞬

戦況20年もスコアラーをやっていても、こんな試合はほとんど記憶にない。あるとすれば3年前、11月3日(月)坂戸市民運動公園野球場B面での西部選抜大会2回戦、相手は高階キングス、優勝候補の筆頭を相手に、神がかりの勝利をあげたとき、この試合は本当に身の毛がよだつというか、ビリビリとしびれた試合だった。もう1回思い出してみよう。
ウエストのキャプテン青木一也がジャンケンで勝って後攻選択。投げるはもちろんエース上條将希、球威で押す投手だ。ところがウエスト打線はキングスの村上投手を全く打てない、そんなに球は速くないのだが4回まで完全試合の様相。3回表、上條は打てそうもない8番打者にストレートの四球を与えたら、キングスベンチすかさず代走、この投手では容易に点が取れないと見て、早めに仕掛けて来た。代走だけにこのランナーはさすが足が速く、牽制にも素早く反応する。2盗され、9番を見逃し三振に抑えたが、1番打者の初球に3盗され、3球目湊がジャンプしても届かないような大暴投、それまでの投球から見てこれは上條のネット跳ね返りを狙った3塁走者おびき出しの陽動作戦と見たが、キャッチャーの湊がその高等作戦についていけなかった。打球も素直に跳ね返らなかったこともあるが、素早くボールを拾って本塁カバーの上條に送球すればアウトをとれたのに〜〜〜、先取点を取られた。この後上條は相手にほとんど付け入る隙を与えない。野球は守りに守ればチャンスは必ず1回は来る、しかしキングスは5回から満を持してエース佐藤(圭)を出してきた。球がムチャクチャ速い。長身から投げ下ろして来るので角度もある。ウエストの打者は、見逃し、空振りと三振、三振。ところが・・・・さあ、皆さんお待たせしました、「そのとき」がやって参りました。6回裏2者連続空振り三振で2アウト、まだ継投完全試合、打席には9番西澤、この打者、ダテに9番に置いているのではない、1番につなげるチャンスを作れる打者だからだ、ストライク、ファウル、ボール、ボール、よしよし良くついて行っている、5球目が来た!これが西澤の右足首上を直撃、飛び上がって逃げたのだが、球が速くて避け切れなかった、痛い、痛い、主審はこれを見て代走を出すよう指示、前打者の高橋凌哉1塁へ。これはさすがにピッチャー動揺した、ベンチへ下げなければならないほどのデッドボールを与えたわけだから心中穏やかではない。青木一也はその辺りを察してか投手を牽制、ストレートの四球、2死1、2塁、これは千載一遇のチャンスだ。キングスベンチは投手に声をかける、落ち着いたか佐藤投手再び制球を取り戻し、内野に2球続けてストライクで追い込む、しかし内野は曲者だ、ダテに2番に置いているのではない、なんでもできるし、チャンスに強い。3球目のボールを見極める、4球目はファウル、5球目はボール、良く見ているし落ち着いている、6球目もカット、7球目ボール! さあ、2死2-3、ランナーに「投球したらスタートだ、ただし早まるな、投げてからだ」と冨士川監督が大声で指示、8球目打ち上げた、あ〜〜〜〜、ピッチャフライ、万事休す、と、と、と、と・・・・ピッチャー構えたところにファースト、先ほどまでピッチャーの村上が打球を追ってきた、佐藤はグラブにボールを収めたが、村上と交錯し、2人とも背が高いので伸びた手が絡み合い、どうしたわけかボールがグラブからこぼれた、3-本間で見とれていた高橋に監督は「行け〜っ、凌哉、行け〜〜〜っ」と絶叫、慌てて本塁へ向かう高橋、本塁への送球は間に合わず主審は「セーフ!」と手を広げる、これを見た内野は1塁を蹴っている、これは好走塁だ、キャッチャーからの送球は悪くなかったが2塁は明らかに足が上回っていた、2塁塁審は「セーフ!」と手を広げる、3塁を回ってこれを見ていた青木は一目散に本塁を陥れる、2塁から本塁送球間に合わず、内野は3塁へ向かう、本塁から3塁送球も間に合わず、この間の一連のプレー、ボールが行き来する間に走者が見事に走る、もしかすると高橋凌哉のあのプレーは1点ではなく2ランを狙ったトリックプレーか?そうだ、そうに違いない、2アウトなのだから2点獲って逆転するには1プレーではこれしかなかったのだ。それにしても内野は素晴らしい、なかなかこういう場面でこういう打席での落ち着き、エラーを見ての好走塁、出来るものではない。運も味方したのだろうが、良く言われるように「運も実力の内の」、もしかすると運を持って生まれた運の子かもしれない。名取も負けじとファウルで粘ったがピッチャーゴロ、これがフツーなのだ。さあ、最終回、この回は選手の目付きが違った、5番佐藤(圭)サードゴロ、名取のところへ打つのは自殺行為、1アウト。6番打って、セカンド西澤の頭越え、ジャンプ間に合わずポトリと落ちる、7番投ゴロは上條1塁送球2死、ランナー2塁へ、一か八か3盗狙い、捕手の悪送球を誘ったキングスの作戦も、湊→名取の落ち着いたプレーで楽々タッチアウト、ゲームセット。西澤は痛かったが、チームはこれで助かった。野球は最後までわからない。最後に笑ったものが勝ちなのだ。
さて、話をこの試合に戻そう。先攻のウエストは先頭打者野本がレフトフライ、これをレフトがポロリ、この間に野本は2塁へ、吉田がバントで送り、1死3塁、絶好の先制場面、これで先取点とっていれば楽勝の試合だっただろう。打席は3、4番だ、最悪でも1点は取れるネ。ところが小河原見逃し三振、山口セカンドフライで野本残塁。最悪中の最悪だ。大柄な川口投手は球が速い上に球威がある。こうした投手にありがちなコントロールの悪さもない。素晴らしい投手だった。その裏2番打者のサードゴロ、1塁送球をファーストがポロリ、川井田がナイスカバーしたのでボールデッドを免れた。ランナー2盗を狙ったが、強肩杉浦が2塁送球、野本が取って、「イラッシャイマセ〜」、悠々アウト、こういう強肩を見せられたら、ベンチはおいそれと盗塁のサインを出せない。ウエストは3、5回の三者凡退以外は毎回チャンス、2回などは2死から小野が初めての四球を選び、内藤が左中間へライナーの2塁打、センターが良く追い着いたために小野をコーチャーが止めた。ここで初球を川井田打って3塁線、面白い打球、1塁送球を1塁手捕ったとき足はベースを離れていた、ヤッター!とベンチは喜んだが、1塁審判は「アウト!」のコール。その裏サードのエラー、盗塁はムリと見て送りバント、ここから死球、四球で1死満塁、8番バッターはスクイズと見て、野本監督はショートに前に来い、と詰めさせた。来た〜〜〜!スクイズだ、野本が捕って杉浦へ、本封、杉浦が1塁送球、6-2-3の絵に描いたようなダブルプレー、見たか、これがウエストだ。3回表期待の1番からの攻撃、セカンドゴロ、セカンドゴロ、キャッチャーファウルフライの三者凡退。その裏打てそうも無い9番打者に四球、イヤな予感、当たってしまった。パスボールで2塁進塁を許した後、1番打者の主将がレフトへクリーンヒット、柿沼すぐ返さず一呼吸遅れた間に2塁からランナー一目散に本塁を陥れ、先取点を与えた。事故みたいな1点だった。4回表ウエストは4番山口が粘って四球を選び2盗、柿沼は見逃し三振、杉浦の初球に山口が3盗を決め、杉浦も四球から2盗、1死2、3塁で小野の初球にスクイズ、ところがこれを空振りして山口本塁と3塁間に挟まれてタッチアウト!その後小野が振ったときの音が明らかに打球音ではない、インターフェアだ!ところが主審は「ファウル」のコール、野本監督アピールしたが認められず、こういうときにしつこくして心象を悪くしてはいけないのでアッサリ引き下がったが、これは相手ベンチもその後の選手への声掛けからして分かっていた模様、しかし一番近くで見ている主審の判定だからどうしようもない。それにしても竹間沢イーグルスのベンチも選手も、ウエストの攻撃に対しては良く分かっていた。だからこそイザというときにも適切な守りをしていた。小野もセカンドゴロ、このセカンドにはずいぶんアウトをとられた。途中から、これはまずいぞ、という雰囲気になってきたのは、この竹間沢イーグルスの適確な守りのためだ。6回表1死から小河原四球、山口がレフトへ火を噴くようなヒットでチャンスを作ったときも柿沼がこの日3個目の三振、杉浦は良い当たり過ぎてライトゴロ、無得点。その裏試合時間はあと15分だ。小河原に「テンポ良く投げろ」と指示したのは、この回長い攻撃をされると時間切れゲームセットとなるからだ。しかし小河原は先頭打者に四球、イヤな予感、ただ竹間沢イーグルス矢谷監督はフェアな監督だから、姑息な作戦などは取ってこない。5番打者は初球サードゴロ、ヨシ!戴きだ、ところが1塁送球をまたしてもファーストがポロリ、時間どころではない、無死1、2塁だ。6番のバントをファースト突っ込んで捕球、ここまでは良かったがカバーした内藤への1塁送球が悪くセーフ、これを見た3塁走者が本塁へ突っ込んだが、拾った内藤が本塁送球してこの走者はタッチアウト、7番サードゴロで2死2、3塁、ここで8番打者の打球はセンター左へのライナー、俊足吉田追い着いたかに見えたが、地面スレスレの打球、いったんグラブに入れたがポロリ、これはエラーとは言えない、普通ならヒットの打球、しかし痛恨の1点が入った。これはヤバイ、負けそうだ。しかし9番打者が初球をピッチャーゴロ、小河原1塁送球してチェンジ、残り数分、際どかった。しかし7回表打順が悪い。7番からである。ここで野本監督、選手に指示を出した。相手投手も球数が多くなってきて、そろそろ握力が無くなる頃合い、徹底的に粘って四球を得る作戦だ。なにしろ2点ビハインド、最終回ランナー貯めて1番野本以下の攻撃に期待するしかない。小野は2-3からレフトフライ、1アウト。ヤバイ。しかし川口投手明らかに球が上ずってきている、作戦続行だ。内藤はストレートの四球、ヨシ、まだ望みはあるぞ。内藤2盗、5回から川井田に代った矢野壮真、2-1から打って3塁線へのゴロ、強い打球、サードが弾いて1死1、2塁、ヨシ!同点のランナーが出て1番野本、これ以上望みようの無い場面、野本2-3から四球を選んで1死満塁、ヨッシャー!行け行けウエスト、しかし吉田の打球はピッチャー→キャッチャー、ホースアウトで2アウト、小河原2-1から打ち上げた、ショート後方のフライ、センター落下点に入って構えた、あ〜〜〜万事休す、このセンターは上手い、ウエストは十中八九、いや九分九厘、いやいや万が一にも勝てないと思ったその瞬間、打球を追ってきたショートがぶつかると思ったか、センターがポロリ、矢野、野本が相次いでホームインして同点となった。なお2、3塁、打席には先ほど痛烈なヒットを打っている4番山口、しかしセカンドゴロで勝ち越せなかった。その裏相手は1番から、打順が良い。センターへヒットされたが、尻上がりに調子を上げてきた小河原が後続を絶って、さあサドンデス。これは勝った、と思った。九死に一生を得たウエストが負けるワケが無い。東松山箭弓稲荷神社に必勝祈願した効果が出たと思われる試合、どう見てもウエストには神様がついている。無死満塁のサドンデス、柿沼の打席で、2個の暴投で2点、川口投手もう握力限界だったのだろう。3打席3三振の柿沼だが、粘りに粘ってレフトへクリーンヒットして山口を迎え入れ、1塁上でガッツポーズ!2盗して、投手のけん制、イカン、戻れない、ところがこれがセンターへ抜ける、柿沼一目散に3塁へ、ヤッパリ何かがツイテいる。杉浦四球から盗塁して無死2、3塁、小野のファーストゴロの間に柿沼ホームイン、杉浦3塁へ、内藤のスクイズを川口投手捕って捕手へグラブトス、上手いプレーだったが杉浦の足が勝った。内藤盗塁後、なお矢野が送りバントで2死3塁、野本四球、これでついに川口投手降板、吉田サードへの打球は1塁送球、アウト。とにかく5点GETした。これだけ獲って小河原ならもう大丈夫だろう。竹間沢イーグルスの攻撃は5番打者から、ショートフライ、キャッチャー後方のファウルフライ、守備の上手い杉浦ガッチリ、最後は7番打者を3球で、この日初めての三振、それも見逃しでズバッと決めて、小河原マウンド仁王立ち!かと思ったら、ロージンパタパタ、もう少し投げたい?8回107球の見事なピッチングだった。昨年の横田冬馬に段々近付いて来た。バックが5個のエラーと、ウエストらしからぬまずい守備で足を引っ張られたが、めげずに踏ん張った。バッテリーが安定して、さあ、守備はもう一度鍛え直しだ。それにしても竹間沢イーグルス川口投手の力投には敬意を表する。本当に野球は最後の1球までわからない。
最後に笑ったものが勝ちなのだ。


3回戦10月30日(日) 東原小学校  9時26分〜10時40分

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 2 0 0 0 0 1 0 3
富士見コンドルス 2 1 0 0 1 0 × 4

敗戦投手:小河原 瞬

戦況富士見コンドルスとは9月25日に練習試合をやって、小河原4回、山口3回投げてノーヒットノーランに抑えて勝っている。したがって手の内はわかっているし、鹿毛投手とも対戦したので、余裕シャクシャクだった。しかも1か月前よりチームは乗っている、神様が乗り移った状態だ。試合前に野本監督は選手を集めて、「どんな良い打者だって3回に1回しかヒットは打てない。打たせて取って行こう、逆に打つ方は強く打て、ゴロを打て、カットするという意味ではなく、ボールに真っ直ぐバットを出せ」」と訓示した。初回野本、吉田がフライで2死となった後から2点とって、ヨシ!今日も行けるぞ!と思ったのが間違いだった。油断があった。一言で言えば、

名を成すは つねに窮苦の日に在り、
事に敗るは 多く得意の時に因る
渋沢栄一

ということである。苦しい、苦しいという状態でみんなが一致団結して頑張れば成功するが、得てして得意になっているときに敗れるのだ、という言葉である。会社ではこれを張り紙にして壁に貼っている。負けるときというのは、焦って、どうして点がとれないんだろう?と思いながらズルズル回を重ねてしまうもの、早いうちに手堅く点を取って行かないと、いつでも取れると思っているうちに蟻地獄にはまるのだ。富士見コンドルスとは以前から仲が良く、練習試合もしていて手の内をお互い良く知っているので、間違っても負けないだろうと思った油断が負けに繋がった。車はガソリンが無いと走れない。
この後、富士見コンドルスは準々決勝で大井少年ファイターズに5-0の完封負け、他のBEST4は東野小レッズ、和光広沢ユニオンズ、和光リバーツインズ、西部大会で上福岡イーグルスに破れ準優勝の鶴小ニュースカイヤーズは西部選抜大会で勝ち進み、南部との調整を迫られて、やむなく棄権を選択、和光リバーツインズが不戦勝となった。この時期、強いチームの苦渋の選択である。

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