大井ウエスト試合結果  

埼玉南部春季大会


第72回埼玉南部春季大会 埼玉南部少年野球連盟のホームページ

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[主管連盟] 朝霞市 代表者会議(抽選会):3月8日(日)朝霞市コミセン3Fホール、18時受付、18時半開始、参加費5000円、登録費2000円、登録名簿3部  組合せ(PDF)
[大会期間] 3月21日(土・祝)〜4月19日(日)
[開 会 式]  3月21日(土・祝) 9:00(受付8:00〜)朝霞市中央公園野球場
[大会要項] 7回1時間30分、4回10点差・5回以降7点差コールドゲーム、30分前集合、サドンデス…無死満塁継続打順、2回行って同点の場合抽選、集合は30分前 詳しいことは→埼玉南部少年野球連盟大会要項

  開会式の模様


朝霞市中央公園野球場・・・大井ウエストの入場 ドブネズミカラーのユニフォームはなかなかドスが効いて強そう

大井ウエストの入場行進、入部予定者含めて15人、続くは1回戦対戦チーム、さわやかブルーカラー志木中野

スコアボードに進行が表示される凝った演出 向こうの茶色の建物は労働大学校、手前の白い建物は税大研修所、左に自衛隊、右に朝霞高校

整列した51チームの選手たち この日は自衛隊のヘリかなぁ?上空を旋回してうるさかった

スタンドの大井ウエスト応援団・・・平山コーチ、長谷川コーチ、井上コーチ、お母さんは長谷川さん、瀬戸尾さん、田口さん



前年覇者の新座リトルクロメーズは同時進行の第19回富士見親善大会で水谷フェニックスに敗れましたが、この大会はBEST4進出、富士見親善大会優勝の若松ブルーウィングスに敗れました。前年準優勝の東野小レッズもBEST4に進出しましたが、大井ウエストに敗れました。やはり富士見親善大会連破、昨年の日ハム杯埼玉県優勝の若松ブルーウィングスが強い印象です。富士見親善大会とダブルで勝てるというのは選手層の厚さを示しています。


 [1回戦]3月21日(土)13時25分〜14時55分 内間木球場A-2

チーム 1 2 3 4 5 6
志木中野 0 0 0 0 0 4 4
大井ウエスト 2 0 2 1 1 × 6

勝利投手:瀬戸尾侑宏

戦況お互いに6年生4人、5年生5人のオーダーです。ウエストは肩が本調子でない新5年生の寛太を7番に入れました。本来5番の強打者ですが、祐茉が当たっているし、試合に出ていない選手をいきなりクリーンアップに入れて責任を負わせるのは酷だから、様子を見ての配置です。肩は、ショートのジョーにカバーさせれば良い、ということで、本来のファーストではなくセンターに入れました。これは当たりました。打席で必ずチャンスが巡ってくるのです。1打席目は1回裏1-0リードして2死満塁、選んで四球、押し出し1打点です。2打席目は3回裏3-0リードして2死2塁、ガツーンと引張ってライナーのライトへのクリーンヒットで1打点、3打席目は6-0リードして無死2塁、ここで打ってくれればサヨナラコールド勝ち、しかし柳の下にどぜうは3匹居ませんでした。ただ、4回表先頭打者のキャプテン・エースで4番の中心選手の右中間への当り、ヤラレタ〜〜〜と思ったら、大きなストライドで追って追って、寛太がキャッチ!これはファインプレーでした、本部席から「上手いな〜、あのセンター」という声が聞こえました。「本当はセンターじゃないんですけど」と心の中でつぶやきました。
1回表先頭打者を空振り三振に取った侑宏、順調な滑り出し、ところが2番打者に四球を与え、3番打者はセカンドゴロ、4→6→3の絵に描いたようなダブルプレー、見せるねぇ〜大井ウエストの華麗な守備!1回裏ウエスト1番ジョーはフルカウントからセンターにライナーで運び2盗、期待の侑宏は空振り三振に倒れましたが、キャプテン大和の打席でパスボールとワイルドピッチでジョーがホームイン、打ってやる〜と打ち気満々だった大和、ガクッ、打って当り損ねのショートゴロ、1塁悪送球、2盗、当たっている4番頼、ところがインコースへの投球、のけぞったものの胸をかするデッドボール、残念!こんなところで死球は要りません。祐茉への初球ダブルスチール、こうなったら5番とは言え、ヤルことはアレ、ところがアレ?スクイズ失敗、ストライク、追い込まれて2回目のスクイズ失敗でバッターアウト、大井ウエストでは連続ミスは許されません、2死となりました。こうなったら陽太になんとかしてもらわなくちゃと思ったらデッドボール、ここで、寛太が打席に入ったわけです。ちなみに2-0から続いた2死満塁の場面で聖はフルカウントから空振り三振。2打席目も3回裏寛太がタイムリーを打って4-0で2死2塁でピッチャーフライ、これで聖は斗空に代えられました。この日は打順を下げられた陽太にチャンスが巡り、1打席目は先述の通り死球、2打席目はサードゴロが1塁悪送球を誘って祐茉がホームイン、3打席目は強い打球がセカンドのトンネルを誘って祐茉がホームイン、「エラーを呼ぶ男」、これもツキのうちです。侑宏は見事なセフティバントヒットをこの試合でも成功させ、頼は火の出るようなファウル連発、マトモに投げられないと考えた上手いピッチングで緩急付けられズバッと見逃し三振とフワッと抜かれて空振り三振、参りました。祐茉は2打席目4本のファウルで粘って9球目をライナーでセンター左へ運び、2盗、3盗、そしてホームイン、エラーもしたけれど、この気迫は貴重です。スクイズ失敗してもエラーしても、めげずに頑張る、この気力が少年野球では大事です、1度や2度の失敗でめげていてはイケマセン。失敗してもそれを取り返す選手は指導者から見ると頼もしいのです。
接戦みたいに見えますが、5-0の5回裏祐茉がセカンドに打ち上げ、これを追ってきたショートと交錯してポロリ、明らかにセカンドの位置だったので、ショートの深追いと言うか、邪魔した形、2盗して、陽太の強い当りが地を這ってセカンドへ、トンネル、脇なら強襲ヒットにしても良い打球でしたが、さすがにトンネルはエラーです、祐茉還って6-0、陽太も2盗してさあ、打席には期待の寛太、陽太を返せばサヨナラコールド勝ちでした。ところが力が入ってピッチャーフライ、ダメダコリャ(>_<) 斗空はピッチャーゴロで2アウト、康平に期待しましたがショートゴロ。チャンスの後にはピンチあり、4番のセンター前ヒット、5番四球、6番のセカンドゴロは祐茉が打球を追って行き過ぎて逆をつかれた形になって外野へ抜け無死満塁、キャプテン長谷川捕手は内野陣にホームゲッツーを指示しました。ここで体の小さな新5年生の一振りがライナーでレフト線へ、いい当りだがファウルか?入った!入ってしまった、康平必死に追うが走者一掃の3塁打、ナンタルチヤ、サンタルチア、出会い頭の衝突事故みたいな感じでした。稀にはありますね、こんなこと、しかし点差はある、時間は無い、落ち着け、8番新6年生はショートゴロ、ジョーは捕って本塁送球の構え、イカン!野選になる、しかし思い直して1塁送球、3塁ランナーホームインしましたがランナー無くなって、9番サードゴロで2アウト、さああと一人、1番打者は最後のバッターになりたくない、必死に粘ります、ファウル5本のフルカウントの10球目、打ち上げてピッチャー後方、侑宏がここは他の選手に任せたくない、「オーライ!オーライ!」と手を挙げて、自ら勝利の打球を掴み取りました。主審は本部席からの「試合終了」との声を受けて「ゲームセット!選手集合!」、それにしてもコールドゲームのはずが一転してこんなことになるとは?まあ、どんな形でも、相手より点を多く取れば勝つことになっていますが、結局取るべき時に得点しておかないとこんなことになります。「詰めが甘い」というのはこういうこと、選手も勉強になったでしょう。ウエストの甘さもさることながら、志木中野の気迫も見事でした。やれやれ、ふ〜〜〜


 [2回戦]3月22日(日) 朝霞第六小学校11時A-2 ゴールデンRookies2015(新座ラディッシュと栄レインボーズの合併チーム)と対戦

チーム 1 2 3 4 5 6
ゴールデンRookies2015 4 4 0 0 0 0 8
大井ウエスト 0 0 2 0 2 5X 9X

勝利投手:長谷川大和 本塁打:長田 頼(2ラン)

戦況ウエストは負けたと思いました。このスコアボードを見れば分かりますよね。ゴールデンRookies2015はワインレッドの鮮やかなユニフォームで、新座ラディッシュ(池田小学校)と栄レインボーズ(栄小学校)が合併した新しいチームです。ラディッシュは以前からなかなか強いチームでした。バッテリー以外はほぼ新5年生なので、新6年生が4人のウエストが有利と思ったら、ドッコイ、強打の新6年生に劣らず新5年生も鋭いバッティングをするチームでした。
ウエストは監督が仕事で来れず、田口代理監督です。先発は新5年生のジョー、しかし球が上ずって先頭打者に3連続ボール、ヤバイ、ストライク、ファウルで追い込み、イイゾーと思ったけれど、フルカウントから歩かせてしまいました。2番打者はキャプテンでエースの小原、左中間大きな当りの2塁打、3番はキャッチャーフライ、大和がガッチリ、4番新6年生のキャッチャー栗山はサードゴロ、1塁送球2アウト、ヨシヨシ、ところが5番打者にぶつけてしまいました、これは痛い、打者も痛いかもしれませんが守っているほうも痛かった、というのは6番打者がレフトオーバーの満塁ホームランを打ったのです。康平も決して浅い守りではなかったのですが、その頭の上を越して行きました。1回裏1点ずつ返して行こうという田口代理監督の指示のもと、1番ジョーがセンター右へヒット、盗塁、しかし2番侑宏三球三振、3番大和も空振り三振、4番頼の打席でパスボールがあってジョー3塁へ、頼は結局ファーストフライ、ライが内野フライということは差し込まれているということで、このピッチャー、なかなかスゴイ。
2回表先頭の8番打者を歩かせたところで田口代理監督たまらずピッチャー交代、当初予定通りの大和へのリレーですがチョット予定より早過ぎました。捕手は陽太、ジョーがショートに入りました。9番打者は新6年生の女の子、大和の球は速いので、ぶつけないでくれよ〜と祈りました。結果三球三振、この速球では打てません。1番打者の当りは詰まってセカンドフライだと思いました。ところが反応が遅く後ろにポトリ、これぐらい捕ってあげなければピッチャーがかわいそう、さあ2番キャプテン小原、これは抑えたい、ということで気負ったか、ストレートの四球で満塁、さきほどキャッチャーフライの3番新5年生、なぜ3番かということが分かりました。強いゴロがセンター右へ飛んで2塁打、2者ホームイン、4番新6年生栗山は先程サードゴロ、しかし今度は大和の速球を逆らわずに右へおっつける素晴らしいバッティングでライト左へライナー、3塁ランナーホームインしてこの回3点目、1・3塁から1塁ランナー盗塁、陽太送球、祐茉カットして3塁送球、サードの頼が捕って、ランナーを3-本間に挟む、追い掛ける、ランダウンプレーの基本は前の塁に追い詰めること、早く捕手に投げて陽太がランナーを3塁方向に追うこと、しかし走者を本塁手前まで追ってから投げたので、走者の背から捕手へ投げると走者の頭越しなので高い、キャッチャー捕れない、ランナーホームインしてこの回4点目、この後の5番、6番は大和が抑えてチェンジ、しかし2回で8-0、近年に無い出来事、しかし起きてしまったことは取り返しがつきません、怒っても仕方無い、とにかく選手を励ますしかありません。2回裏陽太がレフトヘライナーヒットを打ちましたがそれだけ。なかなか良いピッチャーです。
3回表相手は7番から、小さい選手が大和の速球をバシッとピッチャー返し、センターへ抜けるかという強いゴロをジョーが2塁ベースの後ろで捕って1塁送球アウト!これは上手い、ファインプレー、ピッチャーはうれしい、続く打者をビシッと見逃し三振、続いてサードゴロ、頼のサードの守備は安定していました、特に1塁送球が良かった、三者凡退に抑えました。好守は流れを変える一番のきっかけになります。3回裏の先頭打者は康平、その小さな体からビックリするような特大のレフトオーバー3塁打、ジョーはピッチャーゴロ、しかし投手は3塁ランナーが気になって1塁へ投げられません、キョロキョロしているうちにジョーは1塁に生きました、野選です。侑宏はストレートの四球、流れとは恐ろしいもので、あれほど調子の良かったピッチャーが浮き足立ってしまいました。打席にはキャプテン大和、無死満塁、願っても無い場面です。初球打って前進守備のショートが捕って、本塁送球して封殺、ホームゲッツーにはなりません。打席には頼、1球ファウル後、打って火の出るようなレフトヘのライナーで2者生還、この後寛太ショートゴロ、祐茉サードファウルフライと簡単に打って出て2者残塁、チェンジ。
4回表相手の打順は1番から、セカンドフライとショートゴロで簡単に2アウト、クリーンアップを迎えて警戒したか、前打席2点タイムリーの3番打者をストレートで歩かせ、前打席痛烈にライト左にタイムリーを打たれている4番打者に今度はセンターにヒットされました。大和の速球をセンター返しするというのは大したものです。5番打者にも四球を与え、2死満塁、しかしこれは結果オーライでした。満塁ホームランを放っている打者を簡単に空振り三振、速球が唸りをあげて陽太のミットに吸い込まれました。その裏ウエストの攻撃は7番から、陽太はピッチャーゴロに倒れましたが、聖が四球、康平が今度はセンター右へ打ち上げる、打球を見てこれはヒットだとすぐ分かる当りで、しかも聖の目の前の打球なのに見ていて走り出さない、何やってる!みんなが怒鳴る、慌てて走り出して3塁へ、2塁打でした。ジョーストレートの四球で1死満塁、侑宏の打球は打ち上げて1塁線、1塁と本塁のラインちょっと内側、ピッチャーが捕りに向かう、1塁審判がインフィールドフライを宣告、しかしピッチャー捕れない、侑宏は当然1塁へ走っている、このときの各ランナーの動きは見ていません、ビデオを見れば分かるでしょうが、聖はインフィールドフライ宣告を聞き逃したか、その意味が分かっていなかったか、捕られるか?と打球を見て止まっていましたが、ポトリを見て本塁へ向かいました。ボールは本塁へ送球されタッチアウトでチェンジとなりました。自分が追い出されるものと思ったのでしょうか。インフィールドフライでなければ、ランナーは前に進むしかないので当然です。行けると思って本塁に向かうほど足に自信があるとは思えません。富士見親善の川越スラッガーズ戦では内野ゴロで1塁ランナーが走らず、ビックリした相手の選手がランダウンプレーに持ち込んでくれたお蔭で、3塁ランナーの聖がホームインできたということがありました。このときは行けると思って本塁に向かったのです。聖が3塁ランナーのときはいろいろありますね。
今回のインフィールドフライ宣告はこの場合これで良いと思いますが、むしろ1バウンドした打球を放っておけばファウルになるような当りでしたから、宣告せずに見極めていたら、聖はアウトでも2アウト満塁で、打席には大和となっていたでしょう。ピッチャーは下手な選手ではなかったのでインフィールドフライ宣告されて良いのですが、結果論ではそんなに余裕を持って捕れる打球ではなかったようです。ウエストは惜しいチャンスを逃しました。

インフィールドフライというのは小学生にはとても難しいので解説します。東入間学童野球連盟ホームページの『知っ得』というページに「インフィールドフライ」の解説があります。インフィールドに上がったフライに対して宣告されますが、投手を含む内野手が故意に落球したり、わざとショートバウンドで捕球して併殺を狙うことが無いように打者にアウト宣告して、走者に帰塁を促しているわけです。成立要件は、@無死または1死で、走者が1・2塁または満塁の時(1塁および1・3塁は適用外)A内野手が普通の守備行為をすれば捕球できる飛球(ただしバントとライナーは適用外)という2点が同時にあったと審判が判断した場合です。インフィールドフライは「インプレイ」すなわちボールデッドではありませんので、内野手が捕球しても落球しても打者はアウトですが、塁上の走者は内野手が捕球したら急いで帰塁しないと、のんびりしていて前の塁に送球されてアウトになることが有り得ます。しかし、落球したら帰塁の義務は消滅しますので、前の塁に「リタッチ」する必要は無く、今の場所から進塁しても帰塁しても良いことになります。ただ明らかにインフィールドフライだなと思っても、審判が宣告しないケースが実は多いように思います。少年野球では下手な選手が多いので、落とすことが多いからでしょう。これは上手いチームだな、と審判が感じた時は、次に内野フライが上がったらインフィールドフライを宣告しようと決めて、実行するというケースが普通です。実は審判をやるからには、カッコよく「インフィールドフライ!」と言ってみたいという欲求があるのではないでしょうか。これは審判をやる以上、当然です。しかし、あまりにも下手なチームだと、「インフィールドフライ!」と言ったのに全然捕れないというのではバツが悪いですよね(>_<)
1塁に走者がいるときにフェアのフライまたはライナーをわざと落球して2塁送球した時は
故意落球となります。一度地面に触れたものを捕球するのはOKです。もちろん2死の場合は故意落球は有り得ないので、そんなことしたらその野手はアホですが、無死または1死で、「走者が1塁にいるすべてのケース(つまり、1塁、1・2塁、1・3塁、満塁)」の時は審判員がこれを故意であると認めた場合は打者をアウトにしてボールデッドとし、走者を元の塁に戻します。これが「故意落球による打者アウト」の処置です。【野球規則6・05(l)】に規定されています。上手い野手がグラブに入れた打球を、わざとポロッとやって、2塁送球すれば併殺を狙えるので、これを防ぐルールです。単に下手な野手がポロッとやっても、審判が故意落球だと判断すれば打者はアウトになります。「ピッチャー返し」のような、強烈なライナーを捕り切れずに落として、拾い直して結果併殺となったような場合は「故意落球」の規定は適用されません。「飛球に触れずに」地面に落としておいてそれをすぐさま捕球した場合は、故意であっても「故意落球」の処置を取りません。ボールインプレーのまま通常通りプレイが進みます。守備の上手い投手などは、わざとショートバウンドで捕球して併殺をとります。これは「上手いプレー」で、オッケーなんです。「故意落球」については昨年のランバー杯第1戦、片山ウィングス戦のところで詳しく解説しました→クリック
東入間学童野球連盟ホームページの『知っ得』というページも「インフィールドフライ」の上に、「
振り逃げ」についても、書いてあります。スリーストライク目を捕手が正規に捕球できなかった場合には、振らなくたって振り逃げできることも説明されています。「振り逃げ」という言葉はしたがって適切ではありません。ただし振り逃げができるのは@無死または1死で、1塁に走者がいない時A2死の時(走者の有無は関係なし)のケースのみです。このように野球と言うのは難しいルールがあります。野球は馬鹿な人には向いていません。逆に常に勉強していなければいけないので、野球は単に体を鍛えるだけでなく、頭の鍛錬にもなるのです。頭では分かっているつもりでも、咄嗟の場合は混乱して分からなくなる場合が有ります。したがって、常に次のことをいろいろなケースで考えて、頭の中をグルグルめぐらせて、こうなったらこうする、ああなったらああする、というように考えていなければなりません。そうしながらリラックスして、投手が投げる瞬間だけ気合を入れて緊張するという所作を繰り返します。張り詰めて、緩めて、を繰り返すスポーツなので、サッカーやバスケットボールのように、反則で審判が笛を吹いて進行を止めたとき(野球で言えばボールデッド)以外は常に張り詰めていなければならないムチャクチャ忙しいスポーツとは違って、頭を使って考える時間が有って、それが勝敗を分けるので、一種将棋や囲碁のような頭が良い人でないと勝てない競技と通じる面もあるのです。

5回表大和は7番打者をフルカウントから歩かせました。4つ目の四球です。8番打者はバシッとおっつけてセカンドライナー、この打順とは思えない当り、ランエンドヒットでした、しかし捕って1塁送球し併殺。9番の女の子にもフルカウントとし、1球ファウルされた後歩かせてしまいました。1番打者に還って1-1からサードゴロ、頼の守備は安心でした、チェンジ。5回裏、ウエストは3番大和からの絶好の打順、引張ってライトへヒット、ここで4番の頼、1球目に大和は俊足活かし盗塁、2球目ものすごいライナーがレフトの頭上を越えて行きました、2ランホームランです。さあ8-4です。まだ4点もある、ランナーを貯めるしかありません。5番寛太もセンターへ運んで、ワッショイウエスト追い上げムード、相手監督たまらずピッチャー交代、バッテリーの新6年生を互いに入れ替え、栗山投手は速球投手、祐茉への初球に寛太盗塁、更に2塁牽制がセンターへ抜けて寛太は3塁へ、無死3塁チャンスです、ところが祐茉空振り三振、陽太も空振り三振、時間はあと5分、それならさっさとアウトになって次の回に入って、大逆転サヨナラを狙ったほうがいいなぁ、あまり牽制しないでくれよ、とベンチで話していたら、空気を読んだか、聖も空振り三振、6回に入りました。
2番からのヒットを打っている怖い打順、大和は2番打者新6年生のキャプテン小原に1-1から引張られましたがレフトライナー、康平の守備は安定しています。3番打者にはストライク、ファウル、ファウル、ボール、次の球、ズバッと速球、手が出ず、見逃し三振。4番新6年生の栗山には早目に追い込んで、1ボール2ストライクからフワッと抜きました。思わず手が出てセカンドゴロで三者凡退、ニコニコしてベンチに帰ってくる大和、もう試合時間は1時間半を回りました、ラストイニングを素晴らしい流れで迎えた大井ウエスト、「さあ、この回5点取るゾ!」と声をかけたら「オー!」と選手たちは元気一杯、この日長打2本で絶好調の康平ですから期待したらナント!見逃し三振。緊張してるのか?これで栗山投手に代わってから4者連続三振、相当ヤバイ。しかし1番ジョーはバントの構えをしてスッと引く、どうしたわけかストライクが入りません、あと二人、やはり勝利の影がちらつくと気がせくのか?そこへいろんな構えをされて、ジックリ来られて焦ったか?ジョー2盗して侑宏の打席で暴投もあって、ジョー3塁へ、結局3ボール1ストライクから四球、ここから怖い打順、ピッチャー心中穏やかではないでしょう、大和への初球はストライク、侑宏盗塁して1死2、3塁、ボールが2つ続いた後ヘルメットにデッドボール、主審が走り出そうとする大和を止めて、「大丈夫か?」と確認します、1塁に向かった大和に1塁審判も「大丈夫か?」と聞く、そして1死満塁からプレー再開、先程のものすごいホームランを見ていますからピッチャーも慎重です、ストライクをバシッと引っぱたいてのファウルが2本、それでも強気に向かってきて球が浮く、3ボール2ストライクから速球がアウトコースへ、ヤバイ!と思いましたが、頼は悠然と見逃して1塁へ歩く、四球押し出しです。ベルト近辺の高さなので見逃し三振かとヒヤヒヤしましたが、ストライクなら手を出したでしょう。やはり当たっている打者というのは余裕があるんですね。8-5、あと3点です。打席には寛太、前進守備、初球打ってゴロ、セカンドが捕って、1塁送球がそれて侑宏と大和が相次いでホームイン、8-7で1死1、3塁、寛太2盗して1死2、3塁、祐茉はボール、ファウル、1-1からスクイズしましたがファウル、追い込まれた、それでも3バントスクイズを命じました。前進守備のショートの前に転がした、頼が猛然と滑り込んでくる、本塁送球、セーフ、セーフ!主審の手が横に広がる、8-8同点だ!さあ、もう負けは無い、ワッショイ!ウエスト、打席には「エラーを呼ぶオトコ」陽太が向かう、その初球、パスボール、それを見て寛太走る、ホームインしてサヨナラ、逆転サヨナラ、ウエスト応援席は大フィーバー、相手ベンチの心理を考えると、ウエストベンチとしては小躍りしてはいられない、落ち着いて、落ち着いてと自制しました。こんなこともあるんだ、と野球の恐さを実感しました。試合終了後、会場朝霞第6小学校をホームとする朝霞フレンズの権田代表がやってきて、「強いねぇ〜、8-0になったときはもうダメだと思ったけれど、よく諦めなかったねぇ〜」と言って、頼に「君の打球はスゴイねぇ〜」と声をかけていました。この1戦は選手たちには大きな収穫になったでしょう。どんなに不利な状況になっても諦めなければ勝てることもあるということ、5打点を叩き出した主砲頼のバッティングもすごかったが、2回にリリーフして打ち込まれた後、点を与えず、最後は余裕のピッチングで流れを引き寄せたキャプテン大和の投球が見事でした。陽太の捕手も大和の速球をパスボールもせず安定していました。頼のサードも安心できましたが、ジョーのショートは安定している上にファインプレーもあって、頼むからショートへ打ってくれ、と願いました。どんなに大量点を取って勝つよりも、こういう厳しい負けゲームを逆転して勝つほうがずっと嬉しいものです。この日は南部と富士見親善のダブルヘッダー、少数精鋭のウエストには厳しい展開でしたが、選手の頑張りに感動です。


 [3回戦=Dブロック決勝]3月28日(土) 富士見第2運動公園A面で8時58分〜

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 0 0 0 0 1 0 2 3
水谷フェニックス 0 0 0 0 0 0 1 1

勝利投手:瀬戸尾侑宏 本塁打:無し

戦況水谷フェニックスは絶好調です。富士見親善大会で強豪の新所沢ライノーズに同点抽選勝ちして波に乗り、前年優勝の新座リトルクロメーズに勝った試合など、見ていて地力があるなぁ〜と感服しました。昨年の東入間新人戦準優勝チームですから強いのは当然ですが、この試合も上福岡第五クラブを押しに押して、板橋将悟君ひとりの足に負けた試合でした(→詳細)。今年は南部と富士見親善を両方勝ち上がってこの日を迎えました。主将の今井健太郎君が攻守の要、素晴らしい選手です。昨年大井ウエストは東入間春季大会で初戦、水谷フェニックスに完封勝ちして波に乗り優勝しました。
応援に来てくれた皆さま、有難うございました。苦しい試合でしたが、侑宏の緩球に相手打線がタイミング合わず、バントヒット1本だけ、最終回、今井主将を歩かせて、三振振り逃げの間にホームインされましたが、この1点は気にしない、とにかくアウト一つ取って行くということで逃げ切りました。4回以外毎回ランナーで押しに押してチャンスに1本出ません、やっと5回表ジョーが四球で出て2盗、今井捕手からの2塁送球がセンターへ抜けたのを見て3塁へ向かいましたが、センターからの送球で3塁タッチアウトで2死、チャンスがつぶれたかに見えました。ところが、侑宏がライトへクリーンヒット、2盗したところで、キャプテン大和がきれいにセンター右へライナーで運び待望の1点、なおも2盗、頼の強烈な3塁線のゴロをサードの飯田選手がはじき、大和3塁へ、頼はすぐさま2塁盗塁、大和が3-本間でランダウンプレーとなりタッチアウト、追加点はなりませんでした。しかしサードの飯田選手が強烈なゴロに飛びついたことで結果的に追加点を奪えなかったわけで、他にも好プレーがあり、上手い3塁手だとウエストベンチは感嘆しきり。祐茉は2安打して気を吐きました。今井捕手は祐茉の1塁離塁が大きいのを見て1塁送球タッチアウトを奪ったり、強肩で容易には走らせてくれませんでした。2回と6回に2死満塁で打席にジョーという場面、いずれもショートゴロ、どちらかで1本出ていれば楽でした。1点差だと1本出れば追い着かれる、苦しい7回表に先頭打者侑宏が四球を選び、2盗、大和がうまいバントヒットから2盗して無死2、3塁、期待の4番頼は空振り三振に倒れましたが、寛太が見事にスクイズを決め、これが2ランになって、ダメを押しました。侑宏は4四球と苦しいピッチングながら、水谷フェニックス打線にはこれが奏功して、狙い球が絞れず、これまでの強打が影を潜めました。ピッチャーと言うのは、速球でグイグイ押せば良いわけではないということを見事に示しましたが、ベンチから見ると、ボールが先行してずっとヒヤヒヤものでした。侑宏と大和の活躍で勝てた試合でした。


大井少年ファイターズは富士見第2運動公園B面で富士見親善大会準々決勝を北原ウィングスと戦って、最初から優勢に試合を進め、3点差で最終回、これは勝つだろうと思ったら、押し出しで1点返され、これはイカンとエースを投入するも、また連続押し出しで追い着かれタイブレークへ、表の大井少年ファイターズは1点止まり、結局サヨナラ負け。勝てばメダルの試合でエースを先発させなかったのは、続けてA面で対戦する若松ブルーウィングス戦に備えたのでしょうか。大井ウエストのように、先の試合のことなんか考えられない少数チームと異なり、選手の豊富な大井少年ファイターズは、いろいろ考えることが出来るんですね。ウラヤマシイ。北原ウィングスには勝てる、と踏んだのではないでしょうか。事実、見ていても大井少年ファイターズが勝つべき試合でした。野球は分からないものだと、教えられた一戦でした。負けてA面に移動して、意気消沈かと思いきや、先攻の大井少年ファイターズはいきなり3点GET、2回裏若松ブルーウィングスに3-5と逆転されるも、3回表同点に追い着き、その裏5点取られて5-10と大量リードされましたが、5回表に4点取って、9-10と1点差まで迫り、その裏6点取られてコールドゲームという凄まじいぶん殴り合いみたいな試合でした。1日2敗というのは、経験上、疲れるものです。志木ニュータウンズと水谷フェニックスもこの日2敗でした。


 [準々決勝]4月12日(日)13時3分〜朝霞第8小学校A-1

チーム 1 2 3 4 5 TB
和光リバーツインズ 0 1 0 2 1 4 1
大井ウエスト 0 1 0 2 1 4 2X

勝利投手:瀬戸尾侑宏  本塁打:内山(和光リバーツインズ)

戦況和光リバーツインズは宗岡ヤンガースとのCブロック決勝で1回表いきなり5点取ったのですが、1回裏1点、2回裏に4点取られて追い着かれ、3回表1点とって突き放し、5回表2点追加、その裏1点返して追いすがる宗岡ヤンガースにリードを許さず逃げ切りました。4月5日は南部大会が雨天順延、和光市大会が開幕し、1回戦で広沢ユニオンズ 7-3 リバーツインズでした。リバーツインズが2点先制しましたが、4回に広沢ユニオンズが3点GETして逆転、 リバーツインズが1点返して同点に追い着いたもののすぐさま4点入れられて敗退。4月12日は和光市大会2回戦が10時から和光市運動場であり、広沢ユニオンズは五小ファイターズと対戦します。したがって、13時〜リバーツインズVS大井ウエスト、15時〜広沢ユニオンズVS東野小レッズとなりました。広沢ユニオンズはダブルできついですが、リバーツインズはこの試合に注力できることになりました。朝霞第八小学校は、開会式で駐車場となりましたが、朝霞中央公園の隣で、朝霞ストロングスのホームグラウンドです。
どんなチームも強い時と弱い時があります。しかし、弱い和光リバーツインズというのは記憶に無いほど、毎年強いチームを作ります。しかも全員6年生、これは強敵と思いました。「勝利の男神」佐伯さんが応援に来てくれたので、今日は勝てるゾ!と思いました。ところが試合は常に先行される苦しい展開、タイブレークの末、陽太のサヨナラヒットで勝ちました。勝因はエース侑宏と、それをリードした大和の頑張りです。何もタイブレークまでやらなくても、と思いましたが、まだまだ発展途上のウエストは、強いチームではないので、選手を叱咤激励して、なんとか勝ちました。タイブレークで勝つのと負けるのでは雲泥の差、天と地ほどの差なのです。
さて朝霞第8小学校に着いて、おにぎりを食べた後、スコアラーは選手を集めて訓示しました。前日大井ベースボールクラブと試合して7-0でコールド負けしたというスコアブックを見て分かったことがあるからです。24年もスコアラーをやっていると、スコアブックを見て雰囲気が分かるのです。負け試合のもっとも悪いパターンです。スコアラーが四万温泉に行っていて、監督が仕事で不在だったということが選手のモチベーションを低下させたのは申し訳ないが、それにしても市内大会でコールド負けなんて久しく記憶にありません。さて、何を言ったか、

野球は気力だ。相手を呑んでかかったほうが勝つ。少しでも弱気を見せるとなめられる。かさにかかって攻められたら受身になってしまう。逆にこちらに勢いがあれば、ワッショイ!ウエストになる

  

投手は、ストライクをとろうと球を置きに行くとかえってストライクが入らないもの、たまに入ると球に力がないから痛打される。四球になってもいいから「打てるものなら打ってみろ!」と腕を振り抜くと、ファウルになったり、打ち損じてくれる。投手の気力がバッターを抑えるんだ。投手がなめられたらオシマイだ。野手に声を掛けながらバッターに立ち向かうぐらいの余裕を持て

投手の好投を引き出すのはキャッチャーの役目だ。捕手は他のすべての野手と相対するので、扇の要だ。春のセンバツ高校野球で、北海道の東海大四高が総合力で上回るウラガクを撃破できたのは何故?再三のピンチでエース大沢が冷静な投球で踏ん張ったからだ。その前の「機動破壊」健大高崎の機動力を封じて勝てたのは何故?いずれもキャッチャー小川の活躍によるもの、小川が盗塁を阻み、強気のリードでテンポ良く大沢投手を引っ張ったからだ。バッテリーは1球ごとに打者と対するので、野球では一番大事なポジション、息が合ってないといけない

野手は守る時はピッチャーが投げる瞬間に緊張し、そうでない時はリラックスするという繰り返しだ。常に緊張していると長持ちしない。ピンチになったときに、内野手がピッチャーに駆け寄って笑顔で励ますのは強いチーム、顔が引きつっているのは弱いチームだ。守りはリラックスする余裕が欲しい。固いとエラーが出る

バッターボックスに入ったときは大きな声で気合を入れる。相手を威嚇するというより、自分に気合を入れるわけ。ニコニコしたり、ニヤニヤしてはダメ。投手を睨みつけて、目尻が吊り上っていなければならない。気迫を見せるバッターには結構ストライクが入らないものだ

センバツは福井の敦賀気比が優勝した。平沼投手はランナーを出しても、本塁まで行かせなかった。好投手というのは、バッタバッタと三振を奪うよりも、ランナーを出してもホームインさせない投手だ。それはピンチになると気合いを入れる投手で、平沼投手は実にカッコ良かった。典型的なのが決勝戦で大沢のスクイズを外したこと、これはバッテリーの息が合っていないと出来ないこと。ウラガク戦でスクイズを決めた大沢、敦賀気比バッテリーは見事に見破って刺した。スクイズは決まるとカッコイイが、外されると流れが相手に行ってしまう

6年生が気合を入れて引っ張ってもらいたい。気合を入れて、行くぞ!

という内容でした。朝一番で冨士川監督も同じ様なことを言ったそうです。スコアラーの後、平山さんも訓示しました。少年野球の期間はあっという間です。繰り返し、繰り返し、イヤというほど言って教えて叩き込んで、身につけさせないといけません。
バッテリーのテンポが速いというのは、バッテリーの息が合っていないとできません。高校野球ではテンポが速いバッテリーが多いのです。ランナーを出したら牽制しますが、これもテンポ良く行うのが良いのです。しつこい牽制、これは悪いことではありません。なかなか投げないで試合の進行が遅れるのは悪いのですが、しつこく牽制しているうちに走者が引っ掛かってタッチアウトというのは良くあることです。テンポが速ければ審判は注意しません。ちなみにテンポというのは音楽用語で、「速さ」を意味するイタリア語です。英語でもtempoと言います。すなわちテンポが速いバッテリーはリズムに乗っているわけで、守っているバックもリズムに乗れるのです。バッターは1人ですから、相手のリズムに乗って踊っていたらアホなので、顔を引き締めて気合を入れて打席に立ちます。バッテリーのテンポが速いと考える暇が与えられないので、撃ち取られる確率が高くなります。奈良市の中谷堂の高速餅つきぐらいになるともはや芸術的です。えっ?知らない?YouTubeでご覧下さい。
さて試合ですが、キャプテン大和はジャンケンで勝って「後攻」とニコニコしてベンチに戻ってきました。結果的には幸いでした。1回表和光リバーツインズ1番打者痛烈な打球、しかし陽太ガッチリライナーキャッチ、ヨシヨシ。余裕があるから反応できます。2番打者ファースト後方にポテン、2盗して、更に3盗狙いましたが大和が3塁送球、陽太がグラブをベース前に置いてタッチアウト!助けられたピッチャーは乗ります、粘る3番打者をフルカウントからズバッと見逃し三振、上々のスタートです。1回裏先頭ジョーはレフト前にライナーで運び、1塁牽制悪送球で2進、1死2塁で打席に3番期待の強打者大和、走者を気にする投手の2塁牽制が悪送球となったのを見てスタート、「イカン!」とウエストベンチ、センターからサードへ送球されてタッチアウト!こういうシーンは水谷フェニックス戦でもありました。1番打者が出塁したらクリーンアップに回ってきます、これが最も得点チャンス、信頼して待っていなければなりません。案の定、大和の痛烈なライナーはちょっと伸び過ぎてセンターキャッチ。ジョーが残っていたらヒットになるところへ飛んで行ったでしょう。野球が心理戦ということはこういうことなのです。4年生の時からレギュラーなのですから、いい加減体得してもらわないといけません。
2回表和光リバーツインズ4番は背の高い千村選手、これはレフト、センターバックだと深く守らせたのに、そのレフトの頭上を越える特大の当り、しかしフライなので康平→ジョーと中継して3塁打止まり、5番打者は粘る、粘る、ファウル6本、11球目をライト線ライナーで破る2塁打で1点先行されましたが、このあと3人を侑宏がピシャリと抑えました。その裏ウエストは頼がフルカウントから四球、2盗して寛太に送らせようとしたらバント空振り、一同(@,@) 監督ショック、本人もショック、見逃し三振、尾を引いたか?6番祐茉、この選手は気合の入る選手なので、ちょっと故障していますが、出ないと前日のコールド負けみたいになってしまうので、監督が出ろ!と送り出しました。やはり気迫のバッターはボールを呼びます。しかし呼び過ぎてヘルメット直撃、これは痛そう、大丈夫か?本人は「大丈夫」と言って1塁へ向かいました。7番康平、これまた気力では負けていない選手、しかしショートゴロ、ランナー進んで2死2、3塁、打席には聖、バッターボックスに片足かけて一生懸命監督を見ます。「何もないだろう、アウトカウント考えろ!」と言われてしまいました。しかしその後も1球ごとに監督を見ます、「打て!」と言われてしまいました。打たなければ、という使命感というより、ベンチから見ると悲壮感漂う表情です。ファウル2本で粘ります、ヨシ!いいぞ、打席で気合を入れている、1ボール2ストライクからの5球目、キャッチャー後逸、チャンスをうかがっていた頼はスタート良く本塁を陥れました。同点です。聖は更にファウルの後、見逃し三振。多分ボールと思ったのでしょう。しかし多少ボールでも振らなければいけない場面でした。
3回は共に0点。和光リバーツインズのマウンドにはこの回から千村が上がりました。剛球で打球が外野に飛びません。4回表先程レフトオーバー3塁打の4番打者千村を迎えて、レフトを更にバックさせました。気負って空振り三振。先程タイムリー2塁打の5番打者には追い込んでからデッドボール、上手く当たりましたが、これはウエストには不運、2盗して2死2塁から7番キャプテン内山、痛烈に引っ張ってレフト線ライナー、レフトが深いグラウンドなので、これはもう諦め、2ランホームランとなって3-1.、「打たれるのはしょうがない、切り替えろ」と田口助監督が侑宏に声掛けます。8番打者はライトへ良い当り、ヨシ!ライトゴロだ!と思ったらバウンドして頭を越されエンタイトル2ベース、投球を大和がポロッとこぼしたのを見て3塁を狙う、またしても大和が3塁送球、陽太がグラブをベース前に置いてタッチアウト!ピッチャーを助けました。ヨシヨシ、試合前に話したとおりにやってくれてるじゃないか、と嬉しくなりました。こういうプレーで流れはまたこっちへやってきます。4回裏大和はバシッと引っ張りましたがセカンドゴロ、ついてません。4番頼、強烈なファウルの後の2球目をセンターに運びました。寛太は選んで四球出塁、祐茉もフルカウントから四球出塁、2点ビハインドなのでまずランナーを貯めること、指示通りに動いて1死満塁、打席には康平です。和光リバーツインズベンチ、「来るゾ〜」とスクイズ警戒。ボール、ストライク、ボール、ストライク、出そうで出ない、お化けみたいなもの、和光リバーツインズバッテリーは警戒して外したりしますがスクイズはありません。じっくり見極めてストライクを振った、右中間に上がった、頼ホームイン、ところが2塁ランナーのスタートが悪い、打球を見たら明らかにヒットなので3塁と2塁ランナーホームイン、1塁ランナーも3塁へという場面なのにまた満塁、聖、打席で一生懸命監督を見ます。気合は入っています。ストライク、ファウル、ファウルの後の4球目、バシッと叩いた打球はサードのグラブをはじいてレフト前へ、同点だ!なおも満塁、陽太への初球スクイズ、これをファウル、3球目引っ張って良い当りでしたがレフトライナー、祐茉タッチアップできません。2死満塁、1番ジョー、ストライク、ファウル、ファウルの後の4球目、センターフライで三者残塁。あ〜〜〜、勝ち越せない、ウエスト必殺仕事人は居ないのか?
5回表和光リバーツインズ9番打者の当りはサード線のゴロ、ファウルと思ったら主審の手は横に開いている、陽太が3塁ファウルゾーンから踏ん張って遠投、頼キャッチ、ヨシ!と思ったら1塁審判は「セーフ!」、ナイスプレーだと思ったのですが。。。こういう時1塁手が長い足と手をいっぱいに伸ばして、カッコ良くキャッチすると大概アウトになるものです。3塁手が好プレー、1塁手が好プレー、よっしゃ〜アウト!と審判も言いたいものなのです。しかし寛太ならともかく頼ではムリ。。。1塁審判はタイミング同時と見たのでしょう。同時はセーフとは野球規則のどこにも書かれてありません。打者アウトの規則を並べた野球規則6.05(j)には「
打者が第3ストライクの宣告を受けた後、またはフェアボールを打った後、一塁に触れる前に、その身体または一塁にタッチされた場合」とあります。打者が一塁に触れる前にタッチされたらアウトなのですから、同時またはその後にタッチされたらアウトではないと解釈して、同時はセーフといわれるのです。しかし厳密に言えば「同時」というのは科学的にはありません。超高速度カメラで撮影したとしても、同時の判定は0.00000*秒まで分析すればほとんどどちらかが早いのです。ちなみにMLBでは同時に見えたらアウトに判定する審判が多いそうです。それは「同時は厳密には有り得ない」ので、守備優先の野球精神に則って、守備側の好プレーを優先するからであり、もしそうしないと観客からブーイングが起きます。ボールが早いか足が早いか、同時は無い、どっちだ?となったときにアウト!と言うのがメジャー流というわけです。権威あるメジャー審判は、抗議を受けても"I saw so!"で蹴っ飛ばすそうです。1塁に出た大事なランナーを1番打者がバントで送り、この日2打数2安打の2番打者、バッテリーは試合前に言ったとおりピンチに気力を奮って三球三振、ヨシ!2アウトだ、3番打者の当りは三遊間へ、サード陽太がグラブに当てましたが捕れません、打球の方向が変わってショート捕れず2塁方向へ、ランナー3塁回る、また1点勝ち越されました。4番千村は高々とレフトヘ打ち上げて、アウト〜チェンジ。その裏ウエストは打順良く2番侑宏から、連続ストライクで追い込まれましたが、気迫を見せてきれいにセンターへヒット、ヨシ!出たぞ、クリーンアップだから何とかしてくれるだろう、和光リバーツインズベンチ、たまらずピッチャー交代、キャッチャーだった坂井がマウンドへ、なかなかキビキビと手を打ってきます。強豪ならではですね。大和の打席で侑宏盗塁、フルカウントからの7球目、いつもの引張りではなくレフトヘ流した打球はフライアウト、4番頼は気合十分、親の仇とばかりにぶっ叩いた打球は3塁側ファウルゾーン場外へ、抜かれた球もぶっ叩く、これぞ4番というド迫力、前の打席のように素直にセンター返しで良いのですが、ピッチャーが代っています、千村のように真っ向勝負なら負けませんが、緩急付けて来るので合いません。5連続ファウルの後タイミング合わず見逃し三振(>_<) さあ、あと1人アウトにすれば試合終了、こういうときのピッチャー心理を考えてじっくり行く大井ウエスト、寛太が3ボール1ストライクから四球を選びました。次はこの日死球、四球の祐茉、ピッチャーの2塁牽制がセンターへ抜けました、ボールの方向を見て侑宏スタート、これは好判断でした、ところが1塁の寛太まで2塁へ向かう、「イカン、ダメだ」と思いました。逃げるランナーの背後から送球するには遠距離を正確に、ランナーにぶつけないように送球しなければいけません。2塁走者はサードの捕球姿勢を見て、サードの正面に回るように走塁すれば、送球を自分の体でブロックすることができます。しかし、センターから2塁はすぐそこです。送球はランナーにぶつかる心配もないので、落ち着いて送球すれば楽々アウトです。このときはたまたまラッキーでした。守備側も、まさか1塁ランナーが走るとは思わないので、2塁ランナーが3塁へ向かうほうに気を取られて送球が遅れました。暴走です、ここで試合終了になってもおかしくない走塁、ジョーと言い、寛太と言い、4年生の時からレギュラーなのですから、いい加減体得してもらわないといけません。これはピッチャー、心中穏やかではありません。2アウトと言えど、ランナー2塁と3塁では大違いです。結局祐茉は3ボール1ストライクから四球を選びました。この選手は打率も高いのですが、打席で気迫を見せるので、ピッチャーからするとイヤな打者なのです。2死満塁、ワッショイ!ウエストの雰囲気になってきました。打席には康平、良いバッターに巡ってきます。「頼む!先程みたいなタイムリー」、3ボール1ストライクから四球〜押し出しで同点。なおも2死満塁、今度はサヨナラのチャンス、どうしても聖にチャンスは巡ってきます。「頼む、さっきのバッティング」、しかし願い空しく2ボール2ストライクから打ってレフトフライ、タイブレーク突入。ここまで和光リバーツインズ打者22人、8安打(1本塁打)、1死球、9出塁、1盗塁、4得点、3残塁、2塁上死、大井ウエスト打者26人、5安打、7四死球、12出塁、4盗塁、4得点、7残塁、1塁上死、すなわち6年生9人対4人の体力差そのままに打撃は和光リバーツインズが勝っていますが、出塁は大井ウエストのほうが多く、大井ウエストバッテリーが踏ん張っていますが、攻撃の詰めが甘く逆転できないという展開でした。タイブレークとなれば和光リバーツインズは5番打者から下位に向かい、ウエストは9番打者から上位に巡って行きます。
 タイブレークは無死満塁からです。東入間学童野球連盟のホームページにタイブレークについて説明されています→クリック。高校野球では「特別規則」が設けられています。明治神宮野球大会と国民体育大会では9回終了時に同点の場合、10回からタイブレーク制度を適用し、「一死走者満塁」の状態から行うものとされています。2015年から春秋地区大会ならびに都道府県大会では、主催連盟が各大会前に参加校に周知した上で、タイブレーク制度または引き分け抽選制度を採用することができるようになりました。
 さてタイブレークの表の攻撃、和光リバーツインズ5番打者はライト線へのタイムリー2塁打とデッドボール、2打席とも出塁して打点も得点もあります。こういう打者は要注意、案の定初球セカンドゴロ、祐茉が捕って本塁送球、しかし肘が痛いので速い球が来ない、ランナーホームインして無死満塁が続きます。6番2ボール2ストライクから打ち上げてキャッチャーの目の前、大和ガッチリキャッチして1アウト、7番キャプテン内山、ホームラン打っています、1ボール2ストライクから打ってショートゴロ、ジョー捕って本塁送球、封殺2アウト、大和1塁送球、2塁ランナー本塁に向かったのを見て頼から大和へ送球してランナー本塁目前タッチアウト!1点で切り抜けました。タイブレークで1点は最少失点みたいなものです。こうなると後攻有利、9番はこれまで1塁へつなぐ意味で康平だったのですが、この試合前に監督は7番と9番を入れ替えて陽太が9番に入っています。ボール、ストライク、3球目振って自打球が顔面直撃、これは痛いはず、「大丈夫か?」と監督が駆け寄る、スプレーかけるわけにもいきません、陽太はこのときもちろんニコニコもニヤニヤもしていません、それどころではありません、泣き面でもありません、顔をしかめていますがヤル気がみなぎった顔、これを見て、「ヨシ!行け」と監督が肩を叩き、ベンチへ戻ってきました。プレー再開、そして振って、ライナーが左中間へ、祐茉ホームイン、康平がバンザイしてホームイン、どういうわけか聖も必死に本塁へ、アナタは関係ありません、陽太が1塁ベースを踏み、康平がホームベースを踏んだ時点でサヨナラです。ウエスト応援団は大騒ぎ、それはそうでしょう、文句無しの勝ち方ですから。サヨナラなんて年間何回もありません。打者からすると、公式試合でサヨナラ打なんて滅多に経験するものではないのです。プロ野球の選手でさえ、お立ち台で「野球人生で初めてです」と言う選手がいるくらいです。選手集合して主審が「ナイスゲームでした」と選手を讃えました。メダルに向かって両チームの死力を尽くした戦いでした。
 ところでこの試合でウエストピンチのときに祐茉がタイムを掛けてマウンドに行きました。すると1塁手、ショート、3塁手、キャッチャーがマウンドに集まってピッチャーを励ましました。田口助監督が怒っていました。二遊間以外の内野手が6年生なのに、なぜ祐茉が行かないと誰も行かないんだ、ということです。何度も言ってますが出来ません。祐茉が出来たということは収穫でした。守りのピンチは1試合に何度もやってきます。監督がタイムをかけてピッチャーのところへ行ったら、同イニングで2回目で投手は自動的に交代となります。また1試合中に監督がピッチャーのところへ行けるのは3回までです。捕手を含む内野手がタイムを取ってピッチャーの周りに集まれるのも3回までです。延長になったら2イニングに1回です。内野手がタイムを取ってピッチャーの周りに集まっているところへ監督が行った場合、双方1回と数えられます。このとき球審から「○回目ですよ」と守備側ベンチに宣告されます。ですからタイムをいくらでも取って良いわけではありません。高校野球では良くキャッチャーだけがピッチャーのところへ行って何か相談する姿を見かけますが、全軟連ではこれも1回とみなされます。高野連の特別規則では内野手(捕手を含む)が2人以上マウンドに行った場合に1回とカウントします。すなわち、キャッチャーとピッチャーだけなら何度でも良いので、高校野球経験者が少年野球の指導者だった場合、間違え易いので要注意です。
 この試合も反省点はいくつもありました。まずい走塁、送りバント失敗、スクイズ失敗、チャンスに出ない1本、サイン見逃し・・・、最後の陽太の一振りで水に流して良いものではありません。侑宏は1死球はありましたが、四球は無く、打たれはしましたが、気持ちのこもったピッチング、大和もピッチャーを助ける盗塁阻止2個、試合前にバッテリーが息を合わせて頑張ることが勝利のポイントと言ったことをそのままやってくれたことが勝利につながりました。バックもノーエラーで、まずい攻撃はありましたが、勝てたのは守りのためです。そして最後の最後に、陽太の1本、顔面カツ!で気合を入れて・・・・


GET!
和光リバーツインズとの試合後、東野小レッズと和光広沢ユニオンズの準々決勝第4試合がありました。広沢ユニオンズは、AM和光市大会準決勝で五小ファイターズと対戦し、取って取られての激戦の末、先攻の広沢ユニオンズが常に先手を取って6-5で勝って移動してきました。ダブルですから不利ですね。東野小レッズが先攻、マウンドにはいずれもキャプテンが上がりました。凄まじい試合で、東野小レッズが1点取るとその裏広沢ユニオンズが同点に追い着くという繰り返し、広沢ユニオンズにとっては午前中の五小ファイターズとの試合の逆の展開です。3回まで見て引き上げましたが、東野小レッズが打って得点、エラーで失点という感じでした。結局5回表東野小レッズが1点取ってリードした後、5、6回裏を0点に抑えて勝ったようです。総合力では東野小レッズが上に見えましたが、広沢ユニオンズがダブルだったためかもしれません。東野小レッズは毎年強力打線のチームです。昨年の南部春季は準優勝でした。以前はウエストが勝つことが多かったのですが、昨年はランバーで1回だけ対戦し4-3で負けました→クリック。昨年の東野小レッズは6年生が9人、ウエストは3人、この試合では侑宏が活躍し、4年生の康平、寛太、ジョーも6年生の試合で良く頑張りました。すなわち東野小レッズはメンバーが入れ替わっていますが、ウエストは3人抜けただけで、大抵残っているわけです。頑張れ!ウエスト

 [準決勝]4月19日(日)13時朝霞第十小学校A-1

チーム 1 2 3 4 5 6 7 TB
東野小レッズ 0 0 0 0 2 0 1 3 3
大井ウエスト 0 0 1 1 0 0 1 3 4X

勝利投手:瀬戸尾侑宏  本塁打:福本 隆(東野小レッズ)

戦況会場の朝霞第十小学校は溝沼にあって、黒目川のほとりの開校15年目という朝霞市内で一番新しい学校です。学校から見ると黒目川の先は段丘になっており、ずらりとマンション群が並んでおります。段丘の上のほうは朝霞台です。下のほうは文字通り低地で川や沼なわけです。本田朝霞研究所や富士フイルム、東洋大学があります。東上線沿線ではマンション増加率は朝霞台が一番、ふじみ野が二番です。そのために人口増が続いているので第十小学校ができました。ややこしいですが富士見市のふじみ野小学校(勝瀬キッズ)、ふじみ野市の東台小学校(大井少年ファイターズ)と同じようなものです。この近辺と言えば、本田美奈子と尾崎 豊を思い出しますね。残念ながら二人とも若くして亡くなりました。朝霞第十小学校をホームとするのは「朝霞ガッツナイン」です。昨年などすごく強かったですね。そこで春先練習試合を組んでいたのですが、ウエストに怪我人が出て、選手が足りず泣く泣くガッツナインさんにお詫びしてキャンセルしました。少数チームの悲しさです。今回、南部大会準決勝会場となり、ガッツナインのお母さんたちは駐車場の車誘導をしてくれました。なんと親切なお母さんたちだろう、と感心しました。有難うございます。こういうところにチームの姿勢が現れており、チームの印象が良くなります。
 「勝利の男神」佐伯さんが応援に来てくれたので、今日も勝てるゾ!と思うことにしました。やや消極的な表現ですが、強いチームと対戦して、絶対勝つ!とは言うものの、相手だって同じ様に考えて気合を入れて向かってくるのですから、気力ではせめて負けず、天を味方につけて神憑りで勝つ!というのが冨士川野球です。なぜなら、勝利の神様は昔から女神と決まっているからです。誰が決めた?国会か、裁判所じゃないですか?ただ、女神に加えて男神がついていれば、これは鬼に金棒、リポビタンDです。
 ウエストキャプテン大和はジャンケンで負けて後攻、ここまで2回サヨナラ勝ち(1回目は陽太の打席でサヨナラパスボール、2回目は陽太のサヨナラヒット)しているウエストは、よろめきながらもなんとか勝たせて頂いているというチームですから後攻のほうが有難い、一方強打の東野小レッズはガツンと先制パンチ食らわして、ウエストの反撃意欲を減退させる作戦でしょう。攻撃力が強烈で、投手力に自信のあるチームなら当然の選択です。メンバーは互いに6年生4人、5年生5人です。ウエストはエース侑宏が投げます、いきなりポンポンストライクで追い込みましたが、1番大勝5年生はきれいにライナーでセンターに運びました。2番清水美優6年生四球、3番怖いキャプテン吉野壮真、ここで重盗?大和が3塁送球、陽太捕って、と、と、ここでランナー止まって「さよなら〜〜〜」と2塁へ戻ります。当然2塁にはもう1塁ランナーが来ています。結局2塁ランナーは帰塁し、後のランナーがアウトになりました。すると吉野壮真選手がセンターへクリーンヒット、こんなものですね、野球は。クリーンナップの前に無死1、2塁のほうが余程怖いのに、どう言う意図か図りかねました。恐らくウエストキャプテン大和の肩を知らなかったか、昨年ランバー杯で対戦した時のイメージのままだったかのどちらかでしょう。準々決勝の解説を見れば分かりますが、ランナー3盗狙う、大和がサード陽太へ送球、陽太がグラブをベース前においてタッチアウト!という必殺パターンが続いています。3盗は自殺行為なのです。この後4番ピッチャーフライ、5番サードゴロで切り抜けました。助かった、という感じでした。1回裏東野小レッズのピッチャーはキャプテン吉野壮真投手、実に良いマスクの選手、野球選手らしい引き締まった良い顔です。ウエストの攻撃はカワイイ顔の1番ジョー、センター前に落とし、ピッチャーの牽制悪送球で2進、2番侑宏が自らも生きようとするセフティバント、ところが吉野投手フィールディングが良い、送りバントとなってしまって1死3塁、期待の大和は強烈に引っ張ったのですが、ファースト中村6年生は上手くスッポリキャッチして自ら1塁を踏み、ランナー動けず2死3塁、4番頼への2球目、パスボールを見てジョー本塁へ突っ込むもキャッチャーからベースカバーのピッチャーへ送球されタッチアウト!チャンスを逃しました。
 その後は投手戦、ウエストエース侑宏は無四球で、ヒットは打たれても得点は与えません。レッズ吉野壮真投手は緩急つけた上手いピッチングで三振を奪ってきます。3回裏ウエスト7、8番、見逃し三振、空振り三振で2死から打席には「エラーを呼ぶオトコ」陽太、段々と必殺仕事人に変身しつつありますが、この試合の初打席はショートゴロ、1塁送球、ファーストがはじいてボールデッド、テイク2ベースで陽太2塁へ、こういう場合、ショートの悪送球と記録されます。ショートの清水美優さん6年生から見れば、「それくらい捕ってよ」と言いたい送球でしたが、内野手の1塁送球は良い球でなければ投げたほうのエラーとなります。やっぱり持ってる陽太、打席にはジョー、2-2からセンターへきれいに運んで2盗、2死2、3塁、侑宏の打席で2塁ランナージョーの離塁がチッチャイ、「出ろ、出ろ、挟まれて良いからもっと出ろ!」とやかましいウエストベンチ、特に助監督がうるさい、ピッチャーの2塁牽制悪送球を誘おうとか、2・3塁間のランダウンプレーに持ち込んでその間にホームインを狙おうとか、セコイ?イエイエ、立派な作戦です。美しく打って得点しなくちゃイヤ!、なんてカッコイイことを言っていたら強いチームには勝てません。いやらしく得点するチームが相手から見たら脅威なのです。ホラ、やっぱり2塁牽制で陽太ホームイン、ジョーも3塁へ進みました。この後レッズベンチは2塁や3塁への牽制はしないようになりましたから、やはりこういう作戦は相手チームから見たら脅威なのです。打席の侑宏に対し「打て!打って自分を楽にしろ!」とまたまたやかましいウエストベンチ、しかしフルカウントから空振り三振。吉野投手の意地を見た投球でした。
 4回裏ウエストは3番大和から、打席での構えに威圧感があるのか、前の打席での強烈な打球を見たせいか、丁寧に投げるのですが外れます、四球で出て、4番頼、1ナッシングからランエンドヒット、サードゴロで1死2塁、仕掛けてなかったら併殺の打球でした。チャンスに力んだバッターというのは得てして打ち上げるものです。ランエンドヒットであれば、当てなければならないので、力みが消えてゴロになる確率が高いのです。リーズナブルな攻撃ですね。ここで5番寛太、初球振り抜いて引っ張った打球は目の覚めるようなライナーでライト線を抜けエンタイトル2ベース、追加点を奪いました。ちなみにエンタイトル=entitleとは「〜に権利(資格)を与える」という意味です。「何らかの理由でフェアボールが予め定められたフェアゾーン外に行った場合に、打者を含む各走者にテイク2ベースの進塁権を与える」という意味です。ワンバウンドしたフェアボールがフェンスを越えた場合に用いられるケースが多いですが、ツーバウンドで入ったり、フェンスの隙間に挟まったり、飛び出してきた猫がくわえてどこかへ行ったりという場合にも適用されます。これはバックネットのような和製英語で(英語ではback stop)、米国では通常「ground rule double」と言います。doubleとは二塁打のことです。どうしても、こぼれるような教養が、ボロボロとあふれ出ます。抑えようとしても抑えられない、鼻持ちならないですね。6、7番は撃ち取られ1点止まり。吉野投手もここぞというときには気合を出して踏ん張ります。好投手です。
 5回表レッズ8番打者は下位とは思えない強烈な打球、サード胸に当てて前に落としましたが投げられない、初めてのエラーです。9番打者もレフト前にヒット、全く気の抜けない怖い打線です。ココで1番大勝5年生、1打席目はきれいにライナーでセンターに運び、2打席目も大きなセンターフライでアウトになりましたが、当たっています、ボールは見極めストライクはファウルして6球目打って右中間への2塁打、聖が掴んで内野へ返しましたが2塁ランナーホームインして1点返され2-1、なおも無死2、3塁、ヤバイ、ビッグイニングにしてはならない、内野手集まってベンチをチラチラ、「監督来ないかなぁ〜」、行きません、まだリードしてるじゃないか、2番打者サードゴロ、陽太が捕って3塁ランナー突っ込んだのを見て本塁送球、大和タッチしてアウト!封殺プレーではないので1塁は間に合いません。1塁ランナーは2塁へ走る、ここはしょうがない、1死2、3塁で打席には最も怖い吉野キャプテン、ウエストベンチは同点覚悟、祐茉に「2塁ランナー引き付けろ」と指示、少なくとも2塁ランナーの生還は防ごうという守備です。するとナント!スクイズ、成功しましたが、バットに当ててからコケた、1塁送球2アウト、2塁ランナーが本塁狙う、ファースト頼からキャッチャーに送球、大和タッチしてアウト!同点止まりでした。この内野手→本塁送球タッチアウト→1塁送球→本塁送球タッチアウトというパターンはやっと最近完成されてきました。2ランを許さない鉄壁の守備は、ファースト頼の落ち着いた正確な速い送球とキャッチャー大和の体を張った守り、厳しい練習の賜物です。これも2塁ランナーに自由にリードをさせなかったからこそであり、こういう守りをしていれば流れはアッチに行きません。エラー出塁と2連打、スクイズで2点ならしょうがない、逆に3番吉野選手がスクイズで良かったと思いました。実はこの日最初の打席はセンター前にライナーのクリーンヒット、2打席目もセンターにライナーが飛びましたが、安定している寛太の守備でアウト、2打席とも侑宏の球を完璧に捉えているので怖かったのです。外野フライでも1点、ヒットになったら2点で、なおもチャンスが続くなんてことになればビッグイニングになってしまいます。
 6回表には1死から5番打者がレフトヘヒットして2盗、パスボールで3塁へというピンチがありました。続く6番長谷澤選手6年生が打った当りは素晴らしいライナーですが、ショートジョーの真正面、ここまで全く打球が来なくて名手の守備を見せられなかったジョーは、捕ってからサード陽太へ余裕の送球、ランナー戻れず、なんと芸術的な併殺、プロ野球を見ているような美しい守りでした。こういうところが野球の「流れ」です。流れがアッチに行っていれば、この打球はヒットになったでしょう。その裏ウエストは2番侑宏から、追い込まれると、吉野投手は緩急があるので、空振り三振ということが多いので、初球から思い切って引っ張りました。これでいいのです、同点の場面の先頭打者、積極的な攻撃をしなければ打開できない局面だからです(ビハインドでランナーを貯めたい局面で初球から行くのはアホです)。しかし強烈なゴロは1塁手の守備範囲、自らベースを踏んで1アウト。大和には警戒して慎重に投げてくる吉野投手、やはり分かっているからこそです。フルカウントから四球出塁、4番頼は1-1からセンター左へ運びました。レッズから見ればしょうがない、ランナーが2塁にいたら勝ち越し打ですから、シングルで1死1、2塁なら御の字というものです。ただこの場面の4番打者は、1塁走者が大和で、その足を考えたら、1-1からの2ストライク目を打つべきかどうかは議論の分かれるところです。小学校のグラウンドで議論していたら平和ですねぇ。好調で、打撃に絶対の自信があるときだったら、追い込まれても、走者の進塁を待ってから打つ、ということではないでしょうか。この場面は、そこまでの余裕が無かったわけです。ただ、4番ですから、好きな球が来たらぶっ叩く、ということは問題ありません。結果ヒットですから、これでも良いのです。打席には先程強烈タイムリーの寛太、ピンチになると気合むき出しで打者に向かってくる吉野壮真投手、ファウル、ストライクで追い込んで1球遊び、来るゾ〜〜、勝負球、空振り三振、しかしランナー重盗、ここで打席に祐茉、ピッチャーに負けじと気合を入れます。しかしこの日は気合が
カラカラ、空回り〜ィ♪お〜ジュンコ、君の名を呼べばボクは切ないよ♪ってなわけで高く打ち上げ、「オライ、オーライ!」と吉野投手が手を上げる、祐茉ガックリ。勝ち越せません。
 7回表レッズは7番福本選手から、1、2打席はいずれも2球目引っ掛けてサードゴロ、ところが初球ズドンと打ってレフトオーバー、康平が必死に追う、ウエストの連係プレーなら3塁打で止められると思いましたが、遊具に当たったボールがあらぬ方向へはねたために間に合いません、ホームランとなりました。事故みたいな当りとは言え、逆転です。最終回ですからヤバイです。しかしウエストバッテリーはここから3人、7球でセカンドゴロ、サードファウルフライ、怖い1番バッターはセンターフライに仕留めました。ウエストの攻撃は7番康平から、期待のバッターですが、3本ファウルして7球目2-2から見逃し三振。ボールと思ったのでしょうか、ストライクは振っていたので、手が出なかったかボールと思ったかのどちらかでしょう。次は聖、「何でも良いから塁に出ろ」と言われてバッターボックスに向かったので、簡単に打って凡退するわけには行きません、ストライク、ボール、ボール、ボール、ストライク、フルカウントからインコースズバッと来てのけぞりましたがユニフォームをかすめてデッドボール、待望のランナーが出ました。次は陽太、こういう大詰めの局面では、現在最も期待を持てる打者、ここで冨士川監督迷いました、陽太ではありません、1塁ランナーです。斗空に代えようかどうか、です。斗空は俊足、1点とるためには・・・? 待てよ、吉野投手は牽制が上手い、試合経験の少ない斗空だと引っ掛かる恐れがある、散々迷って結局タイムはかけません。3球目陽太の打球は右中間に飛ぶ、聖は必死に3塁へ、陽太も2塁へ、斗空ならホームインしたかもしれません。3塁ランナーが聖だと、スクイズは難しい、しかし斗空だとこの大事な場面でいろいろな展開が予想されますから、ついて行けるか心配です。結局聖のまま、ジョーは本日当たっています、警戒してボール3つ、1ストライク後歩かせた吉野投手、1死満塁の大ピンチ、しかしピンチで気力振り絞るのがエース、侑宏に対しボール、ファウル、次の球、2球目のストライクが狙い球と散々言ってますが見逃した、1ボール2ストライク、この時点で勝負は決まっていました、次空振り三振。2死満塁で打席には大和、やはり怖い、サヨナラヒットが頭に浮かぶか、ボール3つ、1ストライク後、ボール!押し出しで同点、なお満塁です。こういうときの投手と打者の対決というのは心理戦です。どちらが余裕を持って相手を威圧できるか、ということです。ジョーや大和になぜボールが先行したか、ピッチャーが感じるものがあるのです。気配というか、互いの間にピリピリした空気が漂うのです。だからこの押し出しは責められません。さあ、4番頼です。「力むな!」とウエストベンチから大声、ここは大きい当りは要りません、軽くスパゲティミートソースで良いのです。バッター絶対優位、まずボール、次の球打って、打球は先程のレッズ福本のホームランよりはるかに大きな弧を描いてレフト左場外大ファウル、イヤな予感、こういうときの大ファウルは力んでいる証拠です。逆方向に打てるようなときが好調なときです。3球目見逃してストライク、これです、2球目のストライクが狙い球というのはプロ野球でもメジャーでも鉄則です。ストライクを奪いに来る球なので、確率的に最もヒット確率が高いからです。2ストライクをとったら俄然ピッチャー有利です。今度はマトモなところには来ません。案の定サードゴロで、またまたタイブレークです。
タイブレークはレッズ2番打者から、ウエストは5番打者から、どちらが有利か?レッズは強力打線、この日ヒットが無いのはこの2番打者と4番だけです。特に3番キャプテン吉野に回るのが怖いわけです。さて2番は清水美優6年生、女の子ですが打球は力なく上がりましたが、ショートが前進守備していたので頭を越えてレフト前にポトリ、まず1点、3番キャプテン吉野は好打者の証明、引っ張らずセンター右へおっつけてライナーの2塁打、先程の頼に期待したかったバッティング、これが出来る打者は打率も上がるし打点も多くなります。大井ベースボールクラブの長久保が良く打ちますね。2点加えてなお無死2、3塁、4番打者唯一ヒット無し、レフトヘ打ち上げて、3塁ランナーは清水美優6年生、タッチアップしません。まあ、したとしてもレフトは康平ですからアウトにできます。5番打ってレフトライナー、良いところに飛んでくれました、まだ流れはこちらにある証拠です。6番先程強烈ショートライナーの長谷澤6年生、セフティ、1塁空いてるから自分も生きようというアイデアでしょう、ところがサードランナー本塁へ突っ込む、3−本間のランダウンプレイとなりました。これはウエスト散々練習しています、大和が3塁近くまで追いかけて陽太へトス、今度は陽太が追いかけてタッチアウト!一瞬何が起きたのか分からないような場面でした。2アウトですから、1塁送球してもアウトに出来たかもしれませんが、3塁ランナーはスクイズだと思って慌てて本塁へ向かった、3塁ランナーが来るから大和も追いかけたのでは?どちらにせよ、この場面でのセフティは普通あり得ません。ものすごく俊足で且つ絶妙な位置に転がさなければ内野安打にはなりませんから、確率は低い、奇襲と言えるものです。3塁ランナーが一番ビックリしたのではないでしょうか。サイン見逃したか?と思って慌てたのでは?3点を追ってウエストの攻撃、まあタイブレークで3点は想定内です。ウエストはランナーは最高です。バッターは寛太、レッズ監督が球審にピッチャー交代を告げました。「えっ、何故、どうして?」と思いました。良いピッチングしてるのに?スコアブックを見たら7回で吉野投手は118球投げていました。しかも寛太には強烈タイムリー2塁打を打たれています。しかし無死満塁で、いきなりマウンドというのは余程の強心臓でなければ勤まりません。キャッチャーだった大勝5年生がマウンドへ、キャプテン吉野壮真は捕手、バッテリー入れ替えです。寛太にいきなり連続ストライク、「どうした、打て、ここは行く場面だぞ!」と冨士川監督が檄を飛ばします。3球目空振り三振。う〜む、なるほどそういうことか、心臓に毛が生えてるな。続いて本日3打席凡退の祐茉、右肩が下がって打ち上げています、ストライク、ボールからの3球目打ち上げてセカンドフライ、2アウト。負けたな、と思いました。ところが、ココで神様が・・・・、実は埼玉南部大会では神がかりで勝つのが大井ウエストの伝統なのです。話は第59回秋季大会に遡ります。2008年の6年生は6名、青木一也主将、エースは上條将希、キャッチャーは湊 地広、遠藤和也、飯田拓海、高橋凌哉というメンバー、5年生も9人居て、佐々木龍斗、内野翔太、小西翔武、酒井 駿、山口巧大、名取晃一、西澤 翔、古瀬拓実、中澤 遼、振り返ってもスゴイメンバーで、さぞ強かっただろうと思われるかもしれませんが、前半戦初戦敗退とか、2戦目で負けるというボロボロのチーム、冨士川監督が片品の夏合宿に向かう途中の吹割りの滝で浮島如意輪観音を見つけて必勝祈願したのです→クリック。効果テキメンで、後半戦は東入間秋季大会準優勝、第59回秋季大会でも第3位になり、西部選抜大会にも出られて強豪を向こうに回して3勝しました。更に2010年の第64回秋季大会では優勝したのです。この年は野本監督でした。やはり初戦敗退とか、せいぜい2勝止まりが続きました。6年生が8名、青木幸也主将、エース横田冬馬、前田夏輝捕手、山崎裕大、永田樹弥、杉浦七海、阿部 永、伊藤壮志というメンバーで、強くないワケがないのに、何故か弱い。そこで、夏合宿の折、野本監督は2年前のことを思い出しました。冨士川監督が女神に祈ったら、チームが大変身したことです。吹割りの滝の浮島如意輪観音様に必勝祈願、お賽銭千円を奮発し、青木幸也主将に渡して拝みました→クリック。ちなみにこの神様は女の神様ですが、ご利益(りやく)は「大願成就」です。全くその通りになりました。神がかりとしか言いようがない優勝でした。しかしその後合宿は、選手数が減ったため、大型バスを仕立てて片品に行くことができなくなり、2011年から近場の嵐山平成楼となりました。2014年合宿の模様は→クリック。そして必勝祈願も東松山の箭弓(やきゅう)稲荷神社となりました。しかし箭弓稲荷神社はその名にちなんで野球関係者が参拝する神社です。今年はまだ合宿前なので、2010年の第64回秋季大会以来のウエストの埼玉南部大会決勝戦進出は、昨年の箭弓稲荷の必勝祈願が効いていると思われます。


2014年5年生4人の必勝祈願

2014年4年生5人、3年生1人の必勝祈願、これしか居なかったのです

今年は箭弓稲荷神社のご鎮座1300年の節目の年です。箭弓稲荷神社のホームページによると、平安時代の中頃、下総の国(千葉県と茨城県の一部)の城主平忠常が謀反を起こし、またたく間に近隣諸国を平定して、大群をもって武蔵の国(埼玉県と東京都・神奈川県の一部)川越まで押し寄せてきました。朝廷は、武門の誉れ高き武将、源頼信を忠常追討の任に当たらせ、この地の野久ヶ原に本陣を張り、頼信が野久稲荷神社に夜を徹して戦勝祈願をしたところ、明け行く空に箭(矢)の形をした白雲がにわかに現れ、その箭は敵を射るかのように飛んで行きました。頼信は、これぞ神のご加護と奮いたち、自ら先頭に立ち敵陣に攻め入ると、ふいを突かれた忠常軍はあわてふためき、一旦は後退したもののすぐに盛り返し、三日三晩にわたる激戦も、神を信じ戦う頼信軍が勝利しました。帰陣した頼信は、ただちに野久稲荷に戦勝報告を済ませると、この勝利はご神威、ご神徳によるものだとして、ご社殿の建て替えを寄進するとともに、野久稲荷を箭弓稲荷と改めて呼ぶようにと里人に命じたのでした。以来、箭弓稲荷神社は松山城主、川越城主をはじめとして多くの人達等の信仰を集めてきましたが、平和な時代を迎えるとともに、前にも増して隆盛を極め、特に江戸時代には、江戸をはじめ、四方遠近からの参拝者で社前市をなしたといわれています。現在も大小百あまりの講社があり、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全の守り神であるとともに、交通安全、厄除、火難除、開運、学業成就、芸能向上、技術向上等の祈願社として信仰を集めています。なお、境内のぼたん園では四月中旬頃より、花王と呼ばれる牡丹が、藤やつつじと咲き競い、目を楽しませてくれます・・・・とのこと。
さて、タイブレーク裏の攻撃2アウトからずいぶん長い時が経たような気がします
(^_^) 打席には康平、ジックリ行けと指示します。ボール、ストライク、ボール、ボールから四球を選びました。やはり目の前に勝ちがぶら下がると欲が出るのでしょうか。こうなったら聖にも「待て」、ボール3つから、ストライク、そしてボール、2連続押し出しで1点差、何もしてません、続くバッターは前の試合でサヨナラタイムリーの陽太です。本日1打席目はエラーを誘って出塁、2打席目はレフトヘライナーヒット、3打席目は右中間にライナーの2塁打で同点に追いつく立役者、全打席出塁で、しかも何か持ってる、神様が乗り移っている感じ、守備でもバンバン飛んでくるサードを守り、エラー1個は有りましたが好プレーで頑張ってる、こういう乗ってるバッターにチャンスが巡ってくる時は信じて祈るしかありません。ストライク、ボール、ボール、ストライク、ボール、見極めます。2アウト満塁、フルカウント、ピッチャー投げると同時にランナー一斉スタート、そしてズバッと−−−−ボール!!!四球押し出しで同点、こうなったら後攻め絶対有利です。打席にはジョー、ウエスト首位打者、本日3打数2安打1四球、ただし心配なのは今期何度も満塁で打席に立ちながら、まだ打点が無いこと、しかしピッチャーここは気力振り絞ります、2ナッシングと追い込まれ、ヤッパリダメか、しかし打って、行った〜〜〜〜〜、レフトオーバー、康平ホームイン時点でサヨナラのため、ジョーは1打点だけ・・・両チームの手に汗握る死闘でした。
 冷静に振り返って何が勝因の一番か、ヤッパリバッテリーです。侑宏は8回投げて90球/10安打/無四球/1三振、相手は2人で146球/7安打/8四死球/8三振です。いくら打たれても、失点を少なくすれば良い、三振をとらなくたってよい、という投手の基本を、この結果が示しています。正直、今年のチームはここまで来るとは思えませんでした。モロイところがあるし、頼の猛打が爆発すれば楽勝だけど、打撃は水物です、守りも結構エラーあり、浮き足立ってのドタバタ劇有り、だけど侑宏−大和のバッテリーを叱咤激励して、それに応えてくれて、陽太が神憑り、頼も奮起、6年生がガッチリまとまったのを5年生がサポート、守備が引き締まってきて決勝まで進めました。最後はどうなるかわからないけれど、少年野球に絶対は有りません。負けるはずの無いチームに勝てるのが少年野球なのです。今年の若松ブルーウィングスは3拍子揃った素晴らしいチームです。選手も大柄で均整がとれています。しかし今年の大井ウエストも攻撃力では一昨年の強かった頃に匹敵する力があります。何より、どんなに追い込まれても跳ね返す神憑りの力を発揮してきました。決勝戦を戦って閉会式を迎えられることは有難いことです。スコアラーは決勝に先立って、箭弓稲荷神社に東入間春季大会と併せて必勝祈願に行ってきます。実は牡丹も見たいし、おいしいランチも頂きたく・・・・>コチラをご覧下さい。


準決勝が始まる前に3塁審判の方から、ベンチスタッフも選手のスパイクと同色の靴で揃えること、と言われました。冨士川監督が「そんなことは初めて聞いた」と言いましたら、「そういう決まりです」ということでした。埼玉南部少年野球連盟の大会規則を見直しましたが、どこにもその記述はありません。関連する事項は
●ユニフォームと背番号」は、監督:30番、コーチ:28、29番、選手:主将10番を含めて0番〜27番までとする。ベンチ入りの大人:背番号30・28・29、スコアラー、代表・・・の5名とする
●バッティンググローブは着用可。但しリストバンドは不可とする
●投手について手袋、サポ−タ−などの使用を禁止する。なお負傷等で包帯・テ−ピング等必要な場合は試合前審判員に申し出て許可を得る
●ユニフォ−ムのズボンはストッキングが3分の2以上見えるようにきちんとはく
ぐらいです。連盟規約にはこうした項目は無いので、口頭指示でしょうか?

 [決勝]4月26日(日)13時58分〜15時20分 朝霞第六小学校 6回コールドゲーム

チーム 1 2 3 4 5 6
若松ブルーウィングス 0 3 2 3 0 2 10
大井ウエスト 0 1 0 2 0 0 3

敗戦投手:瀬戸尾侑宏

戦況今期負けなし若松ブルーウィングスは強かった。昨年全軟連日ハムカップでふじみ野クラブが負けたチーム、結局埼玉県では優勝しましたが、関東では1回戦負け、上には上があるということです。昨年秋に続く連破で、富士見親善大会も連破ですから、今のところ敵なし、練習試合を含めて負けたことが無いというチームです。先発は5年生一人、他は6年生で、この6年生1〜8番打者がすべて得点しました。つまり、完全に打線になっているということです。怖いのはクリーンアップだけでしたが、下位打線もスクイズをキッチリ決めてきて、全く隙がありません。ショートが惚れ惚れするほど上手かった。2回裏、寛太が右中間へ引っ張って2塁打し、無死2塁、ここは絶対ウエストはバントで来ると見てバントシフトの守備は、サードが前進してホームとの中間、ショートがサードの位置に回り、バントしたらサードでタッチアウトを狙う態勢、裏をかいて祐茉に強打を命じたら、サードは抜きましたがショートが捕って、2塁ランナー牽制して1塁送球アウト、ランナー動けず、素晴らしい守備です。康平の打席で暴投で三進した寛太を康平がレフト前ヒットで還しましたが、続く聖の送りバントは小フライ、サードが捕って1塁送球、康平戻れず併殺でした。若松ブルーウィングスは内野守備を選手たちが考えてシフトし、分からない時はベンチに声を掛けて指示を仰いでいました。普段から徹底的に練習している姿が見て取れて、見習わなければなりません。4回裏にはデッドボールで大和が出塁し、頼が強烈に引っ張ってサード強襲ヒット、ダブルスチールしてイケイケドンドンの雰囲気になりましたが、寛太ピッチャーフライ、祐茉空振り三振2アウト、康平がセンター右へ落として2者還しました。
若松ブルーウィングスは3番佐藤(投手でキャプテン)が4-3、4番高橋秀(ファースト)が4-2、5番キャッチャー高橋潤選手はシングル、2塁打、3塁打で2点タイムリー2本、スゴイ打者でした。単に打つだけではなく、皆足が速い、強打で俊足ではたまったものではありません。1番小泉(ショート)には2ランスクイズを決められました。ウエストは康平が3打点、敢闘賞を頂きました。この大会で若松ブルーウィングスは、大井少年ファイターズを16-9、大井ベースボールクラブを2-0と撃破、大井ウエストもやられて、今後の「大井のリベンジ対象」となりました。

準優勝 応援有難うございました


  閉会式の模様


表彰式の入場行進、大和のプラカードが優勝慣れしている若松ブルーウィングスに比べて低くて見えません


揃った若松ブルーウィングスの行進に比べてウエストはバラバラ、行進の練習も必要です


賞状を頂く長谷川大和主将、寝てないか?


キャプテン大和が賞状を、この大会大活躍の陽太がカップを貰いました


整列した選手たち


メダル授与


敢闘賞は若松ブルーウィングスの3人と並んで5年生の水上康平、決勝戦で全打点を叩き出した


準優勝はよくもまぁという感じ 柚とれんは未登録でメダル無く寂しそう、大丈夫、まだ未来がある!

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