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今年の高校3年生は:野本大揮と山口泰平
2年生:杉浦辰哉、小野雄哉、小河原 瞬、吉田健太郎
1年生:内藤匠之介、川井田流碧、柿沼大翔、伊藤 優、巽 竜

埼玉県高野連title

埼玉大会

主催:朝日新聞社のサイト→http://www.asahi.com/koshien/
埼玉高校野球情報局のサイト→http://saitama-baseball.com/
埼玉大会は春季大会の結果で16チームがシードされました。
Aシード @浦和学院 A花咲徳栄
Bシード 市立川越 春日部共栄
Cシード  草加西 川越工 叡明 ふじみ野
Dシード 本庄東 埼玉平成 西武台 浦和実
山村学園 武南 東農大三 大宮東

浦和学院は関東大会優勝の実力を引っ提げて、今年こそ昨年市立川越の前に涙した雪辱を晴らしたいところです

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ページTOPへ  2017年第99回高校野球選手権埼玉大会の結果

埼玉大会は7月18日でBEST16が揃いました。残念ながら野本大揮のBシード市立川越はエース・メンディス海(上野台ファイターズ出身)の14奪三振の力投空しく1−0で北本に敗れました。昨夏第1シードの浦和学院を1−0で破る大殊勲、今年は春4強で自信満々臨みましたが、サイドスローの投手をこれまで2試合31得点の打線がタイミングを外され、ことごとく打ちあぐねました。これが野球の難しいところです。
シード校で敗れたのはBシード市立川越のほか、Cシード草加西(3回戦で聖望学園に敗退)とDシード武南(2回戦で星野に敗退)、同じくDシード西武台(4回戦で朝霞に敗退)、東農大三(4回戦で川越東に敗退)で、聖望学園と星野、朝霞、川越東はそのままBEST16に進みました。これら4校はそもそも実力校で、春取りこぼしたものの、本来の力が発揮された結果です。残る11校は順当にBEST16に残りました。
7月21日でBEST8が揃い、7月23日(日)準々決勝、7月24日(月)準決勝、7月26日(水)決勝で甲子園出場校が決まります
7月21日(金)は5回戦8試合、県営大宮球場で3試合、市営大宮球場で3試合、上尾市民球場で2試合で、上尾は10時川越工−川越東、12時半埼玉平成−ふじみ野です。当然上尾市民球場に応援に行きました。川越工には山口泰平(3年・背番号12)が居て、小久保投手、宮崎三塁手のときは控えですが、宮崎登板の折はサードを守ります。相手の川越東にはふじみ野市や富士見市のお馴染みの選手たちが居ます。試合は総合力で川越工が上の雰囲気は感じますが、ヒットで出た走者を送れず、挙句併殺と言う拙攻が続き、逆に川越東はキッチリ送ってチャンスが続きますが、肝心のところで川越工が踏ん張るという展開で迎えた8回表ついに川越東が2点GET、しかしその裏川越工が一挙7点の猛攻、9回表宮崎が登板したのでサードに山口泰平が入りました。1点返されましたがそのまま逃げ切り。ふじみ野の吉田健太郎(2年・背番号7)はレギュラー1番で、あの俊足を生かして外野全般を守り、2、3、4回戦の3試合で9打数7安打5打点というものすごい活躍ですが、5回戦では2四球3打数無安打1得点でした。佐々木誠太の活躍で一躍埼玉県高校球界のメジャー入りした埼玉平成の、ブラバンとチアガールの華やかな応援に対し、口ラッパのふじみ野高校のバンカラ応援は、私学対公立を思わせる応援合戦でした。しかし試合の方はふじみ野高校が圧倒して、コールドかという雰囲気ながら、埼玉平成のリリーフ投手が踏ん張り、後半は流れが埼玉平成に行きました。しかしふじみ野踏ん張って勝利。杉浦辰哉(2年・背番号16)もベンチ入りしていて、守備を終えて帰って来る吉田健太郎にボールトスする光景が見られました。
市立川越を破った北本はDシード山村学園にコールド負け、やはり野球は分からないものです。なお、優勝候補浦和学院は序盤3-0で星野にリードされているというアナウンスがグラウンド整備タイムの時に上尾市民球場のアナウンスで流れ、球場がどよめくシーンがありました。しかし9回裏ついに3-3の同点に追いつき、12回裏サヨナラ勝ちというアナウンスがその後流れると「やっぱり」というつぶやきが聞こえました。上福岡イーグルス出身の緒方がキャプテンのDシード大宮東は、序盤リードしましたがCシード叡明に逆転負け、ふじみ野市や富士見市の選手が多い朝霞高校はBシード春日部共栄にコールド負け、結局ノーシードでBEST8に残ったのは、近年BEST4常連の聖望学園だけです。

7月23日(日)の準々決勝
県営大宮球場第一試合 浦和学院 3-0 聖望学園
市営大宮球場第一試合 春日部共栄 7-5 叡明

7月23日(日)の準々決勝・・・山口泰平のCシード川越工が市営大宮球場第二試合(12時半〜)Dシード山村学園と対戦しました。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
川越工 0 2 0 1 0 0 0 0 0 3
山村学園 1 0 0 2 1 0 0 0 × 4

勝てば28年振りのベスト4となる古豪Cシード・川越工対初のベスト8進出の山村学園という対照的な川越市内のチーム同士の対戦で、前評判は川越工有利でした。山村学園の先発は1年生投手和田、初回川越工は二死1、2塁のチャンスでしたが無得点。川越工エース小久保は一死から2番・大室 広飛(3年)を四球で歩かせ、送られて二死2塁となり、ここから3連続四球押し出しの乱調でしたがなんとか1点で切り抜けました。2回表打力で上回る川越工は2点とって逆転しましたが、3点目はセンターからの好返球で本塁憤死で阻まれました。川越工エース小久保は2回以降は立ち直り、切れ味鋭いスライダーを中心に2、3回で4者連続三振を奪うなど、持ち味を取り戻しました。4回表、川越工は小久保のセンター前タイムリーで3-1と突き放し、流れは明らかに川越工に向かいました。山村学園はここで作戦を切り替え、小久保のキレのある低めのスライダーを捨て、ストライクを取りに来る早いカウントから高めの直球に狙いを絞る作戦に切り替えました。これが見事に当たり、初ヒットが出るとタイムリーが続き3-3の同点となります。山村学園は5回裏にもこの回先頭の大室が初球の直球を捉えレフト前ヒットで出塁すると、ワイルドピッチ、送りバント、センターへの犠飛で3-4と再逆転しました。さらに二死2、3塁のピンチとなりましたがなんとか小久保が踏ん張り、後続を抑えました。川越工ベンチはこの回で小久保を諦め、6回からいつものパターンで、それまでサードを守っていた宮崎 大輔(3年)が登板、こうなると山口泰平がサードに入ります。宮崎は球質も重く、スライダーを織り交ぜる速球投手で、力で抑え込むタイプです。ピンチもありましたが、スクイズを自身の好フィールディングで本塁封殺するなど点を与えませんでした。しかし、山村学園・和田投手は4回裏自らの同点タイムリーで気を良くしたか、5回以降は強打の川越工打線を相手に8回まで完全に抑えるなど見違えるようなピッチングでした。8回裏自らの打席でファーストへと駆け抜ける途中に足が攣り、交代か?と思われましたが、応急処置を受けた和田は最終回もマウンドに上がり、最後の打者を三振に仕留めました。前の試合の北本戦がコールドになって、和田の登板間隔が空いたことでこの試合の先発になったようですが、まさか強打の川越工打線を相手にここまで好投するとは予想外で、最終回も投げさせたのはその勢いを買ったのでしょう。逆転また逆転のデッドヒートの末3-4で惜敗した川越工には、様々な「タラ、レバ」があったでしょうが、両校良く頑張りました。

7月23日(日)の準々決勝・・・吉田健太郎、杉浦辰哉のDシードふじみ野高校は県営大宮球場第二試合(12時半〜)Aシード花咲徳栄と対戦しました。

1 2 3 4 5 6 7
花咲徳栄 4 0 3 0 0 1 1 9
ふじみ野 0 0 0 0 0 0 1 1

 2017年春季埼玉県大会準々決勝は、雲一つない快晴の中、ベスト4をかけて三試合連続コールド勝ちのふじみ野とシード校花咲徳栄が埼玉県営大宮公園野球場にて対戦しました。ふじみ野は初回、花咲徳栄先発・綱脇 慧の立ち上がりを攻め二死満塁のチャンスで6番・大野が先制の適時打を放ち2点を先制しました。ふじみ野先発は高野、しかし花咲徳栄打線はジワジワ得点し9-2、コールド負けするわけにはいかないふじみ野でしたが、最後まで花咲徳栄・綱脇のキレのある速球を中心とした投球を前に攻撃の糸口を掴むことができず試合終了、コールド負けでした。
 夏は連戦の疲れがあるエース高野ではなく、2年生左腕梅澤を投げさせましたが、3連覇を狙う花咲徳栄打線が相手では荷が重過ぎました。初回いきなり4失点、3回にもピンチを迎え、1死は取りましたが、辻本投手に交代、最後はエース高野を投げさせましたが被安打4で2失点、花咲徳栄はエース清水が6回無失点のピッチング、ふじみ野は7回裏代った2投手から何とか1点は返しましたが7回コールド負けでした。ふじみ野はわずか3安打でしたが、吉田健太郎は3打数1安打でした。

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第1試合:9回サヨナラ

1 2 3 4 5 6 7 8 9
春日部共栄 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2
浦和学院 0 1 0 0 1 0 0 0 1X 3

第2試合:7回コールド

1 2 3 4 5 6 7
花咲徳栄 1 0 0 0 0 1 9 11
山村学園 0 0 1 0 0 0 0 1

7月26日(水)雨天順延→27日(木)決勝;県営大宮球場

1 2 3 4 5 6 7 8 9
花咲徳栄 0 0 0 0 4 1 0 0 0 5
浦和学院 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2

 埼玉代表は3年連続で花咲徳栄、昨年秋、今年春と浦和学院に決勝戦で敗れましたが、見事夏の甲子園切符を手にしました。関東大会優勝の浦和学院は全国トップクラスの実力がありました。しかし、今の選手たちには甲子園経験がありません。対して花咲徳栄の選手たちは1年生、2年生と甲子園を経験しました。ここに微妙な差が出ました。野球は本当にメンタルスポーツだなぁと思いました。

ページTOPへ  ■ 2017春季関東大会は浦和学院優勝
 春の関東大会で花咲徳栄は1回戦早実と9-9タイブレークの末サヨナラ負け、その早実は作新学院(栃木)に4-8負けました。浦和学院は2回戦横浜に2-0完封勝利、3回戦前橋育英に2-0完封勝利、準決勝日大三(東京)に6-4勝利、決勝では東海大相模(神奈川)に3-2勝って2年ぶり6度目の優勝でした。こんな強いウラガクでも、夏は花咲徳栄に負けたのです。

■ 野球は「流れ」・・・それは守りから
 野球は「流れ」だと言われます。技術だけでなく、チームの士気が勝敗を左右するメンタルスポーツです。普段であれば大きな力の差があっても、市立川越が北本に1-0で負けたようなことが起きるスポーツです。負ける気がしないのにズルズル行ってしまうことがあります。いかにして「流れ」を呼び込むかと言うのがベンチワーク=采配です。そして「流れ」を変えるのはしばしば好守備や三者凡退と言った「守り」からです。

■ 浦和学院は2年生投手、花咲徳栄は3年生投手
 さて決勝戦ですが、浦和学院は好投を見せてきた渡邉 勇太朗(2年・背番号17)が先発、リードして同じく2年生の佐野 涼弥(2年・背番号10)が鋭く落ちる球で抑えるというのが勝利のパターンです。一方の花咲徳栄はテンポよく打たせてとる3年生の網脇(背番号10)が試合を作り、行けるところまで行って、最後は安定感抜群の3年生の清水(背番号1)が締めるというのが勝利の方程式です。

■ 投手戦スタート、これで思い出すのが昨夏2016の甲子園
 序盤、両チームとも走者を出しながら、あと一本が出ません。打線の迫力では浦和学院が上でしたが、走者を出しても本塁を踏ませないのが良いピッチャーです。花咲徳栄の網脇は昨年高橋昂に次ぐ2番手で、岩井監督の信頼する投手でした。ここで昨年夏の甲子園を振り返ってみましょう。花咲徳栄はナント!優勝候補の第1群でした。第2群の強敵・作新学院(栃木)との3回戦、試合開始のスターティングメンバーを見て、「アチャー、岩井監督やってくれたな」と思いました。昨年花咲徳栄と並ぶ優勝候補だった横浜や履正社が二番手を先発させて序盤ドドンと失点、エースをリリーフさせて抑え、反撃したが届かず、というのを見ていますから、作新学院の速球投手、大会屈指の右腕・今井が相手なら花咲徳栄は高橋(昂)以外考えられないというのがメディアのほぼ一致した予想でした。綱脇先発を見て、花咲徳栄は負けるのでは?という悪い予感が脳裏を巡りました。

■ 2016;高橋(昂)ではなく綱脇先発、投手交代機誤る
 結果はその通り、綱脇は立ち上がりから球は走っていましたが、ギリギリを攻めてボールが先行しました。当たっている作新学院打線はボールを見極めます。1回裏に四球と2安打を連ねられながら無得点に抑えたのは作新学院の二盗失敗があったためです。2回の作新学院は連続安打の後、9番今井が135キロのストレートをライト前に弾き返し、先取点を取られました。ダメだコリャ、交代だと思いましたが、岩井監督は動きません。2死後、なおもセンター前の2点タイムリーで3−0です。絶対交代だと思ったのですが、花咲徳栄ベンチは依然として動きません。相手が大会屈指の右腕今井ですから、3点取られて、もうこれ以上取られたら今井を乗せてしまいます。ここで高橋(昂)対策で打撃機会を増やすために4番から3番に上がった入江、2回で早くもこの日2度目の打席が回ってきました。1回の打席では、2ボールから甘く入ってきた速球を右前へ運んでいます。1-1から「甘い球でカウントを取りに来る」、読み通りの外角のスライダーをレフトスタンドに放り込み、2ラン、5−0、もうだめ、ここで花咲徳栄は綱脇を降ろしましたが、2番手も高橋(昂)ではなく2年生の清水でした。清水は3回も投げて1安打許しましたが無失点、4回表3安打集中して1点返して、その裏からやっと高橋(昂)が出てきました。

■ 2016;作新学院と花咲徳栄エースの投手戦に
 するとガラッと雰囲気が変わりました。力強い直球で、それまで打ちまくっていた作新学院打線を沈黙させました。強打の打線を信頼していた岩井監督は作新学院の今井投手から5点は取れると思っていたわけですね。ところが今井は5点先行で楽に投げられました。140キロ台後半のストレートをがんがん投げ込み、最速は152キロまで達しました。3回までに奪った三振は5個。このままいけば15個くらい取れるかなというピッチングでしたが、4〜6回に2個しか奪えなかったのは、花咲徳栄打線が狙い球を絞ってきたからです。ストレートにタイミングを合わせてきていると悟ったバッテリーは、藤浪晋太郎(阪神タイガース)タイプの135〜140キロのスピードで真横に変化するカットボールを多投しました。途中までストレートと同じ軌道で来て、打者の近くで大きく横にスライドするので、ストレートに狙い球を絞った花咲徳栄各打者は曲がり始めた時点で腰砕けになります。この現象は最後まで続き、2回の大量5点で力が抜けた今井を攻略できませんでした。花咲徳栄打線の特徴はランナーを出したらバントで送ってコツコツ1点ずつ取っていく点です。ところが今井を打てなくてランナーが出ないのでこれができません。8回表に当たっている5番楠本が右中間本塁打を放って反撃ムードが出たら、その裏名手岡崎主将・遊撃手の失策で出した走者を進められ、今井にライト狙い撃ちのタイムリーヒットを打たれ1失点し、反撃の芽を摘まれました。ただなおも2死3塁のピンチで高橋(昂)は144キロの直球で空振り三振を奪いました。

■ 2016;監督の心理は選手に伝わる
 この大会で高橋(昂)はイマイチ調子が万全とは思えませんでした。もともとエンジンの掛かりが遅いタイプです。疲れもあるでしょうし、岩井監督は2年生投手の網脇に試合を作ってもらって、行けるところまで行って、高橋(昂)にスイッチと言う作戦だったのでしょう。それならば2回裏に1点取られた時点でスパッと交代でした。清水でも良かったと思います。網脇は球威で抑え込むタイプではなくボールを打たせてとるピッチャーですから、落ち着いて見極められると苦しくなります。この大会、メチャメチャ当たっている作新学院ですから、球威のある投手でないと抑えられません。エースが打たれたら仕方ないという考えを岩井監督は持つべきでした。監督の心理は選手に伝わります。攻めの気持ちがあるときは選手も奮い立ちます。綱脇先発は悪くありません。しかし1回を見たところで2回からは交代でした。第二は1点取られたところで交代でした。第三は2点追加されたところで交代でした。結局三回の交代機を逸して、5点という重いビハインドを招いたのです。打ち手が素早ければ切り替えられます。清水、高橋という良い投手がいるのですから迷うことは無かったのです。この敗戦は、岩井監督にとっても選手たちにとっても教訓になったでしょう。ギリギリを攻める綱脇のコントロールは素晴らしいのですが、作新学院の監督はそれを逆手にとりました。「三振してもいいからクサイ球は打つな」・・・そうは言われても手が出てしまうものですが、作新学院の選手たちは忠実に実行しました。カウントが悪くなってストライクを取りに来たところを狙い打ち、山本リンダです。

■ 2017;監督の印象が過去と変わりました
 さて話を戻して今年の決勝戦に戻しましょう。投手戦のスタートでしたが、両軍ベンチを見ていると、浦和学院の森士監督はかつてのような闘志ビンビンで選手を叱咤激励するような采配ではなく、選手を信頼して、ピンチでもニコニコしている、甲子園の優勝監督だけあって風格が感じられます。一方の花咲徳栄・岩井監督は、ベンチから身を乗り出して、行け!行け!という感じではありますが、気迫を押し殺して、やはり選手に任せたゾという感じです。昨年までとは違う印象を受けました。

■ 勝負を分けた5回表裏の攻防、微妙な監督采配と選手心理
 均衡が破れたのは5回表、花咲徳栄の攻撃、この回先頭の太刀岡 蓮(3年)が空振り三振、しかし球が捕手の後ろへこぼれる、これを見て1塁に走る、キャッチャーは1塁に投げますが、高投、振り逃げです。打者走者の背中に投げると、当たらないように高くなってしまうことが良くあります。捕手も少し横から投げる、1塁手が横に構えて呼ぶなどが必要です。堅守の浦和学院には珍しいミスです。ここで打席にはキャプテン千丸 剛(3年)、セオリーでは送りバントです。そうでなくても花咲徳栄の攻撃の特徴は、コツコツ送って得点していくことです。ただし千丸に限っては送りバントと決めつけてはいけません。打者を進めるヒッティング、エンドラン、送りバント、何でもありの曲者、攻守に岩井監督が誰よりも信頼している感じが見てとれます。春季県大会決勝でも9回表に同点打を放ち延長戦に持ち込んだバッターです。打席で打者を見たとき、長年スコアラーをやっていますとこのバッターは打つゾ、とかがなんとなく感じられます。オーラというか、体から発する気迫が感じられるのです。しかもこのオーラはリラックスしているから出るのです。当然バッテリーもそれを感じるはずです。左打席で鋭く振りぬいた打球はライトオーバーの二塁打、さらに四球で無死満塁、三振で一死満塁となりました。ここで5番・須永 光(3年)を迎えてピッチャー交代、左打者対策で温めていた左腕・3年生の桑野(背番号19)が登板、しかし気負って明らかなボール、これを見て岩井監督は身を乗り出してサインを送ります。結局押し出し四球で先制点。次打者にもボールが続き、打席の途中でこれはイカンと森士監督は切り札・左腕の佐野涼弥(2年)を投入します。これは良い判断だと思いました。傷が深くならないうちの打ち手はさすがです。しかし、甲子園がかかった重要な場面、それも満塁のピンチ、雰囲気に呑まれるなと言ってもそれは酷と言う場面です。佐野は鋭く落ちるボールで三振を奪う投手、逆に言えば結果的に打者はボールを振らされるのです。こういう投手はバッテリーエラーの危険性も併せ持ちます。岩井監督は恐らく「待て」を出したと思われます。打席で打者がやけにリラックスしています。結局連続押し出し四死球と内野ゴロの間に走者が生還し、この回適時打無しで一挙4点が入ってしまいました。
 浦和学院もその裏、無死満塁の絶好機を作りましたが無得点に終わるという、花咲徳栄とは対照的な結果になりました。綱脇が良く抑えたわけですが、この裏には昨夏の経験があったのではないでしょうか。強力打線に真っ向勝負を挑んでも、球威がなければ打たれます。早めに追い込んでボールを振らせればヒット確率は落ちます。安打はしょうがない、相手が上、丁寧にコースを突くこと、強打者でも3回に2回は打ち損ねるのです。何よりこの投手の良いところはストライク、ボール、ぎりぎりのところに投げられるコントロールです。マウンドでの表情は真面目そのもので、ニコニコなんてしないし、顔が引きつることもない、かといってポーカーフェイスでもない、淡々と投げ込んできますが、ピンチでは大丈夫かなぁと心配になるような顔で投げてきます。結果、花咲徳栄はピンチをしのぎ、浦和学院は好機を捉えきれませんでした。浦和学院の攻撃に花咲徳栄のような余裕が見られなかったというのが感想です。せめて2点でも返していればこの後の展開は変わっていたでしょう。この5回の攻防が明暗を分けました。

■ 花咲徳栄のエース清水のパーフェクトリリーフ
 花咲徳栄は6回にも佐野の暴投で1点を奪い、リードを5点としました。走者を3塁に置いたときに心配していたことがその通りになりました。結果的にはタイムリーヒット無しで全得点ということになります。5点を追う6回裏の浦和学院は、2死から7番・山本晃大(3年)が安打で出塁すると、ここで打席に立った佐野が右翼席場外へと消える特大の2ランホームランを放ち、2点を返します。そんな浦和学院の追い上げムードをものともせず、好リリーフを見せたのは花咲徳栄のエース清水達也投手(3年)です。好投の綱脇のあとを受けて7回からマウンドに立つと、いきなりの三者三振の快投。さらに8回、9回と一人の走者も許さず、打者9人から5三振を奪うパーフェクトリリーフで試合を締めくくりました。浦和学院も7回以降は佐野が調子を取り戻し、花咲徳栄打線に追加点を許さないピッチングを見せましたが手遅れでした。ヒットは浦和学院が上回りましたが、なんといっても投手陣が11四死球と力みから制球を乱したのが誤算でした。夏の大会の独特な雰囲気に呑まれてしまったのか、本来の投球とは言えない結果でした。

■ 来夏目指せ!浦和学院
 今夏はAシードの浦和学院と花咲徳栄の2強が頭一つ抜けていて、Bシードの市立川越と春日部共栄が追う、BEST4常連の聖望学園も出てくるのではと言われていました。春季大会の結果を見ても打高投低の感は否めないので、番狂わせも有り得ると見ていました。悲しいことに市立川越がそれにはまってしまいました。結局浦和学院と花咲徳栄の決勝戦は順当でしたが、浦和学院は守備の綻びを千丸に突かれ、投手陣の乱れでやらずもがなの点を与えて自滅しました。ここぞというところでの千丸の働き、強打の西川というスターが居て、綱脇→清水の勝利の方程式リレーがある上に選手の甲子園経験が豊富と言うのが花咲徳栄の強味でした。しかし浦和学院も来年は佐野涼弥が居ます。渡邉勇太朗も居ます。昨年の高橋(昂)のような絶対的な投手が居ない今年の埼玉県でしたが、来年は佐野涼弥がその存在になれる要素を秘めています。今年の口惜しさを胸の内に押し込めて、来年こそ頑張って欲しいものです。

ページTOPへ  ■ 甲子園でも頑張れ!花咲徳栄
 関東大会で優勝した浦和学院は、今大会は苦しい試合の連続、それでも最後に勝つのは真の強さと感じましたが、一方の花咲徳栄は圧倒的な力で相手を寄せ付けず決勝に進む、対照的な経過でした。打線の迫力では浦和学院が上でしたが、結局現役選手の甲子園経験の差が肝腎のところで出た気がしました。昨年秋、今年春と決勝対決で浦和学院に敗れ口惜しい思いをしてきた花咲徳栄が、本番の夏勝って甲子園行きを決めました。春の決勝では9回に千丸の同点打で追い着きながら綱脇、清水が投げられず投手の自滅で口惜しいサヨナラ負けでした。今大会の花咲徳栄は相手のミスを見逃さない集中力と、投手陣の踏ん張りが見事でした。昨年の高橋(昂)のような絶対的な投手が居ない中、綱脇→清水の勝利の方程式リレーは優勝に相応しい守り勝つ野球でした。今夏は昨年を越える結果を残して欲しいものです。  

 ♪望む富士山 我らをいざなう
 ♪青空より澄みて校旗ひらめく
 ♪燃えあがれ校庭
 ♪走りし我ら
 ♪今日学べの基にあり
 ♪輝きわたる青春
 ♪夏の 花咲徳栄高校

■ 西東京、早実敗れる
 春のセンバツ、第89回選抜高校野球大会は決勝が大阪対決となり、大阪桐蔭が履正社を破って優勝しました。早実は2回戦で東海大福岡に敗れ、東海大福岡は準々決勝で大阪桐蔭に敗れました。センバツBEST4の中で熊本代表・秀岳館は夏も出てきますが、履正社と報徳学園(兵庫)は居ません。東東京は二松学舎大付属が2回目、ふじみ野出身の小峰英輔主将を応援して以来です。西東京大会決勝、早実は清宮幸太郎主将の人気で神宮球場のスタンドを満員にしましたが、エラーで敗れました。高野連の関係者は口惜しいでしょうね。甲子園に清宮が居ると居ないでは大違いです。松井や清原以来の打のスターでした。東海大菅生は2年前、5-0でリードしながら「魔の8回」に大逆転され、早実に甲子園切符をさらわれました。その時の4番バッターがふじみ野リトルシニアの指導をしてくれています。今回はまさにリベンジを果たしました。いくら打のスターがいても、好投手と堅守にはかなわないことを証明した試合でした。1-1で迎えた五回2死1塁で打球が三塁線へ、ガッチリ捕った1年生三塁手の生沼(おいぬま)の送球は一塁へ、ヨシ!アウトだと思った瞬間、一塁手清宮は2バウンド目はじいて後ろにそらしてしまったのです。「ボールがはねて、グラブの土手に当ててしまった」と清宮は言いました。一塁走者が一気に生還し、勝ち越され、さらに長短打で2点を奪われました。記録は三塁手のエラーですが、清宮が体を伸ばして捕ろうとしたまでは良かったのですが、ミットを上に向けて捕れば何ということのない送球を下向きで捕ろうとしたのが間違いです。身体を立ててすくいあげるようにショートバウンド捕球するならともかく、体を伸ばして捕るなら上向きが基本です。清宮は1年生をかばい、捕球できなかった自らを悔やみました。九回にも再び、守備が乱れました。1死1塁で、ゴロを捕った清宮が1塁へ悪送球、これをきっかけにダメ押しの2点を失いました。清宮で負けたのですから仕方ありません。打のスターも守りはまだまだだな、と感じました。

■ いよいよ第99回夏の甲子園始まる!
 第99回全国高校野球選手権大会も、全国49代表が揃いました。8月7日(月)から2週間、日本の夏を彩る高校野球の季節です。高校野球は選手たちの必死のプレー、応援する人たちの熱気、野球好きにとってはたまらないイベントです。毎年大井ウエストの合宿の次の日から、テレビの前で野球漬けの日々が始まるのです。
 今年はやはり本命と言えば大阪桐蔭ですね。秀岳館も有力でしょう。横浜や中京大中京のような強豪や広陵などのビッグネームは、やはり甲子園では強さを発揮します。関東では昨夏優勝の作新学院や前橋育英など常連校も有力でしょうが、花咲徳栄は、激戦区埼玉で初の3連覇ということ、春の関東大会優勝の浦和学院を破ったということで注目されています。

第99回全国高校野球選手権大会    



ページTOPへ  2016年ふじみ野市体育協会優秀選手賞

2017年5月13日(土)ふじみ野市体育協会の定期総会前に、2016年度の功労賞並びに優秀選手賞の表彰式が行われました。 ふじみ野市少年野球連盟の選抜チーム=ふじみ野クラブは、高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球大会埼玉県予選に入間東地区代表として出場し、見事第3位入賞を果たしたため、優秀選手賞に選ばれました。 表彰式には、キャプテンとバッテリーの3名が出席しました

後列左から川尻捕手(鶴少クラブ)、松原投手(ウエスト)、渡邊主将(少年ファイターズ)
前列 高畑 博ふじみ野市長と郷 秀樹ふじみ野市体育協会会長

柏木会長と共に記念写真
今や中学生となった3人、特に寛太はデカイですね



ページTOPへ  成名毎在窮苦日、敗事多因得意時

「名を成すはつねに窮苦の日にあり、敗れること多くは得意の時による」
埼玉県生まれの偉人、渋沢栄一の言葉です
苦しい時こそ頑張って努力すれば、後々その努力は報われる
すべてが上手くゆき、調子に乗ったその時が、失敗への入口なのだ
という言葉です・・・上手くいっている時こそ、慎重さと謙虚さが大事なのです

澤藤の後輩であるNTTドコモの吉澤和弘社長が、2017年5月27日(土)会った時、座右の銘として
「失意泰然 得意淡然」と言っていました。同じ意味ですね。野球でもまったく同然と思います

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